窓を開けたら自動でサーキュレーター稼働、SwitchBotで実現する”例外のない”オートメーション
ダクトレール設置後に思いついた理想的な連携、窓の開閉センサーで換気効率が劇的に向上
先日、ダクトレールにサーキュレーターを取り付けてSwitchBotで連携させるDIYを紹介したが、記事を書きながらある発見があった。「窓を開けたタイミングでサーキュレーターが自動稼働し、窓を閉めたら自動停止する」というオートメーションを組めば、かなり便利なのではないかと思いついたのだ。実際に実装してみたところ、想像以上に快適だった。
窓の開閉に連動するオートメーション設定
オートメーションの設定方法は驚くほどシンプルだ。「いずれかの条件が満たされたとき」の項目で、窓の開閉センサーが開いた時を設定し、実行内容としてあらかじめ設定しておいたサーキュレーターのオンボタンを押すだけ。これでサーキュレーターが自動的に稼働する。
ついでに、二酸化炭素濃度センサーが1800ppm以上を検知した時、もしくは部屋の温度が27度以上になった時にも、自動的にサーキュレーターが稼働するように設定しておいた。自動停止用のオートメーションも別途作成する必要があるが、これも書斎の窓の開閉センサーが閉まった場合にサーキュレーターの電源をオフにする設定にしただけだ。
前回の記事で思いついたアイデアを実装
前回の記事では、ダクトレールに設置したBARRELのサーキュレーターがCO2濃度連動のオートメーションではあまり活躍していなかった。CO2濃度が2,000ppmを超えることがほとんどなく、常に換気を心がけているため、サーキュレーターはただダクトレールに追いやられただけの状態になっていた。
しかし記事を書きながら「窓を開けたタイミングで自動的にサーキュレーターが稼働するオートメーション」を思いつき、今回それを実装したというわけだ。部屋のCO2濃度を下げることが目的だとすれば、換気機能の向上が期待できる。
例外が少ないオートメーションこそ理想的、重要なのは「例外の少なさ」
このオートメーションは驚くほど快適に動作している。正直、誰でも思いつきそうな内容だし、すでに実装している人も多いかもしれない。しかし実際に使ってみると、想像以上に理想的で合理的な自動化だと実感した。
スマートホームの導入は、まず電気をスマート電球に変えてスマホから操作可能にするのが第一ステップだろう。その次は、センサーやタイミング、その他のスマートホームガジェットを駆使して、自動的に何かをしてもらうというのが次のステップだ。
僕自身、オートメーション化に固執しすぎて例外を考えるのが面倒になるのが嫌で、基本的には必要最小限にしか設定してこなかった。しかしこのオートメーションは、基本的に例外が少なく、窓を開けてサーキュレーターが稼働して困るタイミングがほとんどない。だからこそ気に入っている。
今後もこういった例外の少ない、あると便利なオートメーションを考えていきたい。直近で思いついているのは、クローゼットの照明だ。人を検知したら自動的に点灯し、いなくなったら自動的に消灯するという、非常に初歩的なオートメーション。
実はこのクローゼット、僕は扉を取っ払ってオープンクローゼットにしているのだが、どうしても暗い場所があり、日中でも影になっていて引き出しの中などが見づらい。人感センサーを設置して照明を設定し、オートメーションを組んでみたいと思う。
年末セールでスマートホーム化を始めるチャンス
年末には各所でセールが行われ、おそらくSwitchBotも自社サイトおよびAmazon、楽天などのECサイトでセールを実施するはずだ。オートメーションを作るまでいかなかったとしても、スマートホームはある程度組めるとかなり生活が便利になる。
これからも僕は、自身の書斎を中心にちょっとした便利を追求して、SwitchBotやその他スマートホーム製品を活用していきたいと思う。天井に設置したサーキュレーターが、窓の開閉と連動して部屋の換気効率を高めてくれる。この快適さを、ぜひ多くの人に体験してもらいたい。
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