ロジクール「MX MASTER 4」、正式発表。新ボタン追加、触覚フィードバック機能も初搭載
6年ぶりフルモデルチェンジでChatGPT等に瞬時アクセス、AI直結ショートカット搭載で生産性"最大63%向上"
ロジクールはMX MASTER 4を発表した。同社のフラッグシップモデル「MXシリーズ」として6年ぶりのフルモデルチェンジとなる最新のワイヤレスマウスで、10月30日に発売を予定している。価格は21,890円(税込)。
従来のMX Master 3から大幅にアップデートされた本製品は、AI直結ショートカット機能「Actions Ring」と触覚フィードバック機能を新搭載。生産性向上を重視するプロフェッショナル向けマウスとしての立ち位置を強化している。
親指エリアの「Actions Ring」でAIツールに瞬時アクセス
MX MASTER 4最大の特徴は、親指エリアに新設された「触覚フィードバック センスパネル」だ。このボタンを押すと、画面上に8つのショートカットがリング状に表示される「Actions Ring」機能が起動する。
デフォルトではChatGPT、Gemini、PerplexityなどのAIツールへの直結ショートカットが設定されており、カーソルを合わせるだけで瞬時にアクセスできる。ロジクールの「LOGI エルゴ・ラボ」での検証によると、この機能によりマウス移動量を最大63%、作業時間を最大33%削減できるという。
これは実際に動作している様子を見なければよく分からない。YouTuberの大石結花さんが先行レビューしていたので、動画をチェックしてもらいたい。
カスタマイズ性と生産性の向上
専用アプリ「Logi Options+」では、アプリケーションごとにショートカットをカスタマイズ可能だ。マクロ登録機能「Smart Actions」と組み合わせることで、さらなる効率化が期待できる。
個人的には、AIツールへのダイレクトアクセス機能は現代のワークフローに非常に適していると感じる。特にChatGPTやPerplexityを頻繁に使う僕のような立場では、大幅な時短効果が見込める。
ロジクールマウス初の触覚フィードバック機能を搭載
MX MASTER 4は、ロジクール製マウスとして初めて触覚フィードバック機能を搭載している。操作時の動作やショートカット、通知に応じて親指エリアが細やかに振動し、直感的な操作レスポンスを実現する。
振動の強さやタイミングは「Logi Options+」でアプリケーションごとに自由にカスタマイズ可能。より精確な操作レスポンスや作業への没入感を高める仕組みとなっている。
スクロール機能とサムホイールの改良
従来から搭載されているMag speed 電磁気スクロールは継続採用。1秒に1,000行のスクロールが可能で、高速回転時は自動的にフリースピンモードに切り替わる。
注目すべきはサムホイール(横スクロール)の配置変更だ。従来モデルより数ミリ上に配置されたことで、より直感的な操作が可能となった。ExcelやPremiere Proなどでの水平方向の操作性向上が期待できる。
接続品質とハードウェア仕様の強化
接続性も強化されており、付属の「Logi Bolt USB-Cレシーバー」により、MX MASTER 3/3Sと比較して2倍強固な接続性を実現している。ICチップの改良とアンテナ位置変更による効果だという。
Darkfield™センサー方式を採用し、解像度は200~8,000 dpiに対応。ガラス面を含むあらゆる面を精確にトラッキング可能で、高精度のモニターにも対応する。
デザインと耐久性の向上
外観では、汚れや傷に強い素材を採用している。左右クリックには汚れや摩耗を防ぐ透明プレートを採用し、きれいな状態を長く保てる仕様だ。表面には微細なパターンを施したマイクロテクスチャーがあり、心地よい質感を実現している。
バッテリー性能はフル充電で最長70日間の使用が可能。1分間の急速充電で3時間使用できる点も実用的だ。
環境配慮と総合評価
環境配慮も進化しており、グラファイトモデルでは最低54%、ペイルグレーモデルでは最低48%の再生プラスチックを使用。低炭素アルミニウム製サムホイールや100%リサイクルコバルト電池も採用している。
価格は21,890円と決して安くはないが、6年ぶりのフルモデルチェンジで搭載された新機能を考慮すれば妥当な設定と言えるだろう。特にAIツールを頻繁に利用するクリエイターや知識労働者にとって、「Actions Ring」は魅力的な機能になりそうだ。従来のMX Masterユーザーであれば、アップグレードする価値は十分にあると判断できる。
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