Apple、Macの自社製チップへの移行計画をWWDC20で発表か
Macが自社製チップを搭載するのは36年の歴史で初めて、実製品が登場するのは2021年以降
Appleは、MacのチップをIntel製からARM製に移行し自社製チップに乗り換える計画を、6月22日から開催する「WWDC20」(Worldwide Developers Conference=世界開発者会議)で発表する可能性がある。Bloombergによると、移行計画のコードネームは「Kalamata」。ARMベースMacの実製品は2021年に発表され、OSは引き続きmacOSが動作する。
自社製チップの搭載は、Macの誕生以来初めて。Microsoft、Samsung、LenovoはARMベースのノートパソコンを発表している。
ARMベースのMacになることで、何が変わるのか
Appleは、少なくとも3種類のMac用チップを開発中。次期iPhone(iPhone 12)に搭載される、5nmプロセスの「A14」チップがベースだという。CPUとGPUに加え、マシーンラーニング用にニューラルエンジンが内蔵されているそうだ。
AppleがARMに移行する理由は、Intel製チップの性能向上の鈍化。Intelはこれまでチップの発表を度々遅延しており、AppleのエンジニアはIntelへの依存がMacの将来計画に影響を及ぼす懸念があったそうだ。
Bloombergによると、自社製チップを内蔵したMacは、グラフィック性能およびAIを使用するアプリのパフォーマンス向上が見られるという。また電力効率にも優れ、現行製品と比べて筐体が薄型化および軽量化する可能性がある。
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ARMベースのMac、初期ロットは想定どおりの問題が勃発すると思うので、まあ初期モデルを狙わなくてもいいかなーとは個人的に思います(僕は仕事上、もちろん買いますが一般論として……)
Macの買い替えを検討してる人にとっては悩ましいニュース。実機は2021年発表⇨2021年なんてあっという間にくる。待つべきか、今のIntelのMacを買うか悩ましい。嬉しい悲鳴?
イェス、そのとおりですね。ただストーリータイムラインにある12コアの記事を読んでいただくと分かりますが、どうやらハイエンド向けというよりも一旦はMacBook的な位置づけで発表するっぽいですよね。まだMacBook Proみたいな性能はARMベースでは出せないみたいで。Adobeもサクッと移行できるとは思えないですが、今iPad向けのアプリ開発を頑張って進めているみたいなので、ARMベースのMacが来る頃にはある程度動作するようになっているのではないかと期待していますw
あと、Final Cut ProやXcodeもiPadに来るみたいな話もありますが、これもARMベースのMacへ移行するにあたっては結構グッドニュースですよね。iOSとmacOSという決定的な違いはありますが、きっとmacOSバージョンをそのまま移行するよりは移行しやすいんじゃないかなーって想像していますw
自社製チップになった時の不安としては
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