12インチ型「MacBook Retina」は厚さ9mm以下に?!Intelの「Core M」チップで実現に向けて大きく前進
【img via MacBook Air by Antonio Tajuelo】
Appleが今年中にRetinaディスプレイを搭載したMacBookを発表するという噂は絶えない。次期Mac用OSはシステムフォントを「Helvetica Neue」に変更することとなっているが、このフォントはRetinaディスプレイで見るときに最も美しく見えるフォント。このことから、MacBook AirシリーズにRetinaディスプレイを搭載したモデルが「OS X Yosemite」と同タイミングで発表されてもおかしくない。
Intelは本日、史上初となる14nmプロセスを採用した「Core M」チップに関する詳細仕様を披露した。公開されたプレス向け資料によると、「Core M」によって12インチ型「MacBook Retina」は厚さ9mm以下になり、ファンレスボデイを採用することができるかもしれない!
熱設計電力を2倍以上削減することに成功!電池持ちも劇的に向上
Retinaディスプレイを搭載した12インチ型MacBookを駆動するためには相当なパワーが必要だ。これまでは必要なパワーと求められる電池持ちとの兼ね合いで難しいのではないかと推測されていたが、今回Intelが発表した「Core M」によって実現に大きく前進したかもしれない。
「Core M」の特徴は以下の通り。注目は1行目。ファンレスな筐体設計を可能にし、本体の厚さを9mmに抑えることが可能になると書かれている。これは…まさに以前噂されていた12インチ型「MacBook Retina」のスペックそのままではないか!
他にも、現在のMacBookシリーズに採用されている「Haswell」プロセッサーに比べて熱設計電力を2倍以上削減することに成功し、アイドル状態におけるバッテリー消費を60%も抑えられている。チップ本体も50%小型化し、30%薄くなっている。
まさに12インチ型「MacBook Retina」を実現するためにあるような「Core M」プロセッサー。これはAppleもこのチップを採用しないはずがないと浮かれている人もいるかもしれないが、超えなければならない大きな問題がある。それはやはりRetinaディスプレイを動作させるために十分なパワーがあるかどうか。そしてAppleの求める基準を満たすことができるかどうか。こればかりはAppleにしか分からない。
「Core M」チップは今年中に出荷開始するため、搭載したデバイスは2015年前半に登場する見通し。だとすると「MacBook Retina」は来年に持ち越しか…?!
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(via Cult Of Mac)