新型「Thunderbolt Display」はいつ出るの?!海外で在庫切れが発生
“来る来る詐欺”でお馴染みのSpotifyがついに今夏日本上陸すると言われているが、”出る出る詐欺”でお馴染みののMacアクセサリが今度こそは登場する?!
MacRumorsによると、現在、アメリカ、ヨーロッパ、オーストラリアをはじめとする一部地域で「Apple Thunderbolt Display(27インチフラットパネル)」の在庫切れが起きていると報じている!
技術的に「5K Retina Thunderbolt Display」は実現できない可能性
記事執筆時点における国内のApple公式サイトではまだ在庫切れは起きていないようで、僕の場合、本日注文すれば明日届くと言うスピード感溢れる対応が期待できるようだが、ロンドン周辺のApple Storeでは1ヶ月以上在庫切れが続いているという。オーストラリアにおいてはそもそも現行モデルの販売を停止したとの情報もある。
「Apple Thunderbolt Display」の新モデル登場は長らく噂されてきたが、一向に実現されない。下記ニュースは2013年のもの。需要はあるのにも関わらず、一向にアップデートされない。
気になるスペックだが、「iMac Retina 5Kディスプレイモデル」が登場していることから5Kディスプレイを期待したいところだが、ここで残念なお知らせだ。現在、5Kディスプレイを出力するのにはThunderboltケーブルが2本必要となっている。
これは「DisplayPort 1.2」および「HDMI 1.4」の仕様が原因。「DisplayPort 1.3」は十分な帯域があるため1本のケーブルでも5Kディスプレイを出力することができるものの、Intelの最新プロセッサー「Skylake」はサポートしていない。
さらに、「Skylake」に続くプロセッサー「Kaby Lake」が2016年後半に出荷開始されることが明らかになっているが、こちらも「DisplayPort 1.3」をサポートしないことが判明。つまり、次期「Thunderbolt Display」は5K解像度になる可能性は極めて低い。
かと言って4Kディスプレイとして出荷するかというと、サプライチェーンの情報によるとその可能性は低いという。
この在庫切れ現象は一体何を意味しているのか。このタイミングで発覚していることから「WWDC 2016」で披露されることに対する期待感が高まるが、今のところこれも実現する可能性は低そうだ。「Thunderbolt Display」単体で発表するイメージが想像できない。
結果、単なる在庫調整かもしれない。つまらんのう。
2011年以来アップデートされていないApple純正ディスプレイはいつ発表されるのだろうか。気長に続報を待とう。
(via MacRumors)