GPU内蔵の「Apple Thunderbolt Retina 5Kディスプレイ」、準備中?!
5Kディスプレイ出力に必要とされるパワーを「GPUをディスプレイ本体に内蔵」という形で補う?!
9to5Macによると、AppleはGPUを内蔵した新しい「Apple Thunderbolt Retina 5Kディスプレイ」を準備していると報じている!
マシーンパワーが足りないMacBookでも利用可能に?
この新しい「Thunderbolt Display」は5Kディスプレイとなるため、解像度は5,120 × 2,880ピクセル。ディスプレイそのものにGPUを内蔵するということは現行モデルの999ドル(108,800円)よりも高くなりそうだ。
本来はディスプレイが利用できるか否かはMac本体のスペックで決まるが、GPUがディスプレイ側に内蔵されることによってMac本体のパワーに依存することなく高解像度ディスプレイでも出力可能になる。可能な限りMacBookシリーズを薄く、軽くしたいAppleにとって、搭載できない外部GPUをディスプレイ側に移すという発想は非常に理に適っている。
GPUの制御は「OS X 10.12」の機能として組み込まれている模様。新型「Thunderbolt Display」を接続した場合、よりパワーがあるGPUが動作するように自動的に判断するような仕組みになっているという。Macに搭載されているGPUと併用して使うことができたら最強だったが、残念ながら新型「Thunderbolt Display」接続時は「よりパワーのあるGPUのみ作動する」となっているようだ。
どのようにMac本体と接続するかは明らかになっていないが、少なくとも「USB-C/Thunderbolt 3」が必須となる可能性は高い。よって、発表されたとしても12インチ型MacBookの最新モデルは使用することができない。
となると、仮に「WWDC 2016」で発表されたとしても発売は次期MacBook Proが発表される10月頃になる可能性も十分ある。2011年からアップデートされていないApple純正の外部ディスプレイ。ここにきてついに新モデル、登場か?!
追記:どうやら「WWDC 2016」では発表されなさそうな雰囲気……。
(via 9to5Mac)