15インチ型MacBook Pro(2019)の8コアモデル、CPUは2.3GHzで十分
2.2万円の追加オプションで2.4GHzのCPUを選択したとしても性能差はほとんど期待できないことが判明
15インチ型「MacBook Pro(2019)」の上位モデルは8コアのCPUを選択することができ、以下の2種類のスペックから選ぶことができる。
- 第9世代の2.3GHz 8コアIntel Core i9プロセッサ(Turbo Boost使用時最大4.8GHz)
- 第9世代の2.4GHz 8コアIntel Core i9プロセッサ(Turbo Boost使用時最大5.0GHz)
価格差は税別22,000円。スペックを求めるのであれば問答無用で上位構成を選ぶべきだと思われるかもしれないが、実際のところ、2.4GHzを選ぶ意味はほぼないようだ。
「Cinebench R20」における性能差はたった2%、「Geekbench 4」では性能差はほとんど確認できず
Max Techによると、「Cinebench R20」によるベンチマークテストでは2.3GHzモデルのスコアが「3161」だったのに対し、Snazzy Labsが実施した2.4GHzモデルのスコアは「3231」。その性能差はわずか2%しかなく、2%の性能差のために22,000円支払うのはもったいないという見方もできる。
実際に「Geekbench 4」を使ったベンチマークスコアでも似たような結果だった。下記が2.3GHzモデルのスコア。シングルコアスコアは「5612」、マルチコアスコアは「30467」。
2.4GHzモデルを測定してみたところ、シングルコアスコアは「5622」、マルチコアスコアは「30521」という結果に。
これらの差、比率にして差は1%以下。22,000円払ってもその恩恵はほぼ受けられないと言っても過言ではない。なお、2.4GHzは5度目の測定で初めて2.3GHzを超えることができたが、それまでは数値的に下回っている結果が続いていた。
よって、15インチ型MacBook Pro(2019)の8コアモデルの購入を検討しているのであれば、CPUは2.4GHzではなく2.3GHzを選んだ方が良さそうだ。
Macの公式情報・購入ページ
- ノート型Mac ▶ MacBook Air / MacBook Pro
- デスクトップ型Mac ▶ iMac / Mac Pro / Mac mini
- 各モデル比較 ▶ Macを比較
- Macアクセサリ ▶ Apple公式ストア / Amazon
- 整備済商品(公式の新中古品) ▶ Apple公式ストア(整備済み商品とは?)
- 学割(教員・PTA役員も対象) ▶ 学生・教員向けストア(学生・教職員向けストアとは?)
もっと読む
2019.11.12
2019.08.07
2019.06.14
関連キーワード
コメント(0件)