これが子連れ引っ越しのリアル。カオスすぎる3日間の完全記録
荷造り担当のおばちゃん達、サカイ引越センターのお兄さん達、エアコン業者のお兄さんなど、人に恵まれた引っ越しだった
7年ぶりに引っ越しをした。最初は妻と夫婦となるべく同棲し、2回目は長女誕生に伴い引っ越し。3回目となる今回は次女も加わり、回を重ねるごとに引っ越しの難易度が上がっている。
サカイの梱包担当、毒舌根本おばちゃん軍団にお世話になる
引っ越し業者は「サカイ引越センター」にお願いをした。理由は担当不動産会社と提携していたため、割引を受けられると案内されたからだ。またいくら安くなる可能性があるとはいえ、見積もりのために何度も訪問されるのは無駄に疲れる。下手に値引きを求めた結果、人員不足などによって引っ越し作業自体が滞るぐらいであれば、提示された価格を受け入れようと決めていた。
子連れと小型犬がいる中で引っ越しの荷造りは無理があると判断し、引っ越し作業だけではなく荷造りもお願いした。家庭によって状況が異なるため最終的に支払った料金の妥当性は不明だが、営業の予測した荷物量と実際に梱包作業員の肌感覚は大幅にずれており、確保してもらった作業員の人数も必要以上だった印象がある。
来てもらった作業員は自分の母親より少し上の世代と思われるおばちゃん達だった。初日に4人、2日目に2人。パワフルタイプとはほど遠く、思わず大きい荷物や段ボールなどの持ち運びは「代わりにやりますよ」と声をかけてしまうほどだったが、とても気さくで話しやすい人達だった。
引っ越しの進め方や段ボールの数を話したところ、「営業は基本的に現場分からないからいつもズレてるのよ、色々と」とぶった斬りするようなタイプの、いわゆる”おばちゃん”だ。料金は無駄に高かったが、このおばちゃん達と一緒に梱包作業ができたから結果オーライ!
リアルな引っ越しスケジュール。エアコン業者のお兄さんが神だった話
当初の予定では、木曜に梱包、金曜に引っ越しを行い、週末に荷ほどきをして子ども達や犬のストレスを最小限に抑えることだった。しかし閑散期と思いきや意外と混み合っており、3日間にわけて梱包・引っ越し作業を行うことになった。以下が実際のスケジュールだ。
- 1日目:9時〜14時30分で荷造り(9時〜15時までの枠)
- 2日目:9時〜11時20分で荷造り(9時〜15時までの枠)、17時から20時頃まで運び出しと運び入れ(14時〜17時に開始する枠)
- 3日目:15時〜20時30分で運び出しと運び入れ(14時〜17時に開始する枠)
手続きの関係でサカイに見積もりの連絡を入れられたのが2週間前だったことで、このような複雑な日程になったのだろう。営業担当は最善を尽くしてくれたと信じている。
子連れ引っ越しの大変なところは、細やかな時間調整だ。「子ども達には極力普段どおりの生活をしてもらう」を夫婦として目標に掲げ、保育園のお迎えや習い事の参加は普段と同じスケジュールを最優先事項とした。梱包作業は子ども達が登園中に行われたため問題なかったが、引っ越し作業の開始時刻と終了時刻が全く読めず、”プランB”や”プランC”を立てることに苦労した。
特にエアコンの取り外しと取り付け作業は引っ越しとは別のタイミングで行うと言われ、スケジュール管理は困難を極めた。当初は入居日の数日前にエアコンが取り外されると言われていたが「いくらこの極寒でエアコンなしは無理だ、考え直してくれ」と交渉したところ、なんとか入居日の前日まで使えるように調整してくれた。言ってみるものだ。
サカイとエアコン業者との時間調整も大変だったが、サカイが室外機を忘れるなどのトラブルが発生し、エアコン業者が作業できない時間が発生してしまった。幸いにも担当のお兄さんはブッダのような心の広い人で、「別の現場行ってから戻ってきますよ」「コンビニ行って時間潰してますからいいっすよ」とイレギュラーな対応にも快く対応してもらえた。心底助かった。
エアコン業者のお兄さんの良い人エピソードはまだある。取り付け位置に悩んでいた部屋も相談にのってもらい、費用も抑えられる提案をしてくれた。不動産紹介のオプション業者の営業担当者とは異なる内容だったが、営業はメモをすべて紛失する、指定した内容を忘れる、メールが高圧的、説明が不十分、ミスに対して謝らないという、人生史上最も仕事できない人だったため、一瞬も迷うことなくエアコン業者の提案に従った。
ちなみに実際にオプション業者で作業しにきてくれた人は誰1人残らず素晴らしい人たちだった。ダメなのは営業だけ。
営業の見積もり以外は最高だったサカイ
初日と2日に梱包作業を行い、2日目と3日目に引っ越し作業を行う計画だった我が家の引っ越しだが、2日目の引っ越し作業は13時〜17時の枠で来ると言われて17時到着。絶望的な気持ちだったが、とても明るいテキパキとした作業員だったため、こちらとしても気持ちよく作業を見守ることができた。
引っ越し2日目の夜は旧居で寝るため、寝室は後回しにしてもらいたいとお願いして、これまで通り寝て過ごせるようにしてもらった。段ボールに囲まれた状態で朝食や朝の支度をすることにはなったが、子ども達は概ね普段どおり過ごせた。
引っ越し作業は基本的に3日目に行った。15時前に来てもらい、新居での荷下ろし作業が終わったのは20時半頃。初日に比べて荷物の量が多く、さらに新居の各部屋への運び込みなどもあり大変だったと思うが、破損もなく、初日に引き続き丁寧かつ速やかに作業してもらった。昔のイメージと全然違う。
3日目は時間調整が大変だった。同じ時間帯にサカイの荷物の運び出しに立ち会い、エアコンの取り付け、さらには家電量販店で購入した冷蔵庫の搬入、子どもの送迎がすべて重なっており、ハッキリ言ってカオス。物理的に人員が不足したため、都内在住の弟を召喚し新居の立ち会い作業をしてもらった。「どうせ待っているだけだし」と言う気の利く弟は、家具の組み立てまでやってくれた。さすが弟!
最終日は終わる時間が遅くなることが見えていたため、妻と子ども達は妻の実家で入浴と晩ご飯を済ませてもらい、帰宅後は新居のベッドで寝るだけの状態にした。僕はみんなが寝てから自分の実家に向かい、風呂に入らせてもらった。
今回の引っ越しでは、自分の荷物はすべて自分で梱包し、自分で旧居から新居へと持ち出した。電子機器が多いため、引っ越し作業中に故障や破損などがあってはならない。責任や保証云々の面倒さもあるが、使いたいときに使えないほうが問題だ。ディスプレイ、カメラ機材、MacBookやiPadはすべて自分で運び入れた。
サカイと言えば作業こそ早いがモノを雑に扱い、同僚や後輩のミスに怒鳴り散らすというイメージが強かった。僕も若かりし頃に引っ越し屋の単発バイトをやっており、サカイに当たったときは怖くて仕方が無かった記憶がある。
作業員のお兄さんにそのことをについて話すと「昔はそういうイメージはありましたね」と認めつつも、今はそのような雰囲気は全くなくなり「むしろ他よりも平和かもしれない」とのことだった。梱包を担当してくれたおばちゃん達も同じようなことを言ってた。サカイは変わったんだなあ。
引っ越し作業は無事終わったが、荷物の荷解き、インターネットの開通など、やるべきことは盛り沢山。家自体は至って普通の物件だが、快適に暮らすために妻と相談しながら色々とカスタマイズしていく予定だ。新ゴリミー作業部屋構築計画も含め、少しずつ紹介していきたい。
ホテル宿泊する方結構いますよね!うち犬が犬がいるのと、娘達が場所が変わるとすごく不安定になるのでそのような選択肢がとれず……。うちはむしろ荷物が少ない方だと思っていたのですが営業には多い言われるし、でも梱包のおばちゃんたちは「全然普通、というかむしろ少ない」って言われたし、もう本当に人によって意見が違いすぎる!w
とにかくお疲れ様でした!!!!もう子連れ引っ越しはこりごりですよね。僕も部屋のカスタマイズ頑張りすぎたので、もうひっこしたくないですw
えー!僕はむしろ派遣の職場としてアート好きだったんだけどなぁ〜そういうこともあったんですね👀
我が家も1年前に引越しましたが、前日に全部梱包しないと終わらないと言われたので、前日に全部梱包してもらい、ホテル宿泊しました。妻が仕事で自分が2歳の子供の面倒見ながら引っ越しの人に差し入れも入れて…と今思い出してももうやりたくないくらい大変だし、我が家の荷物の多さに絶望しました。賃貸だったので退去の掃除もしないといけないのに子供が風邪引いたうえにまたワンオペで…と本当にもうやりたくないです。
私の頃はサカイもだけどアートがめちゃくちゃ評判悪かったですねー。日雇い派遣やってましたがアートの社員に⚪︎⚪︎されたって被害報告が多すぎて一時アートの仕事が凍結されたぐらい。
おす!ありがとうございます!
お疲れ様でした
そうなんですよ、なんか毎回難易度が上がっている気がして…w
でも無事なんとかなって良かったです!そして今日、早速部屋の模様替えしました(はえーw
同じ関東圏内ですよ〜👋
学生の頃、1人の引越しを2回経験しました。1人でも大変だったのですが、
家族・世帯持ちだともっと大変なんだって、読んだあとにしみじみ思いました。特に小さいお子さんがいると!
こういう記事好きです!
あれゴリさん引越し終わったんですね!
言える範囲でいいのですが、どちらに?神奈川はそのままですか?