リゾナーレ熱海のアクティビティ「森の空中散歩」に怖がりの6歳長女がチャレンジ。その姿にパパは泣いた
恐怖体験を成功体験で塗り替え、それをさらに楽しい体験にグレードアップする姿に感動した
我が家の娘たちは、リゾナーレ熱海が大好きだ。定期的に言っているが、成長とともに参加できるアクティビティが増えてきた。
今年の夏は、クスノキの樹上に造られた地上9mのアスレチックコース「森の空中散歩」にチャレンジ。親としては「とりあえず提案してみるか」「まあきっと嫌がるだろうな」と思っていたが、予想に反して「やる」と即答。僕と一緒に高所アクティビティに立ち向かう決断をした。
実際に改めてコースを見ると、大人でも「まあまあ怖いな」という印象を抱く人も少なくないはず。落下防止のハーネスやヘルメットは当然身につけ、安全説明を受けた上で参加するが、下を見れば森だ。階段を下りるだけで同世代の5倍ほど時間がかかる6歳の長女にとって、一体どのように感じているのだろう。
いざ体験が近づくにつれて、長女は明らかに緊張していた。しかし泣いたら立ち直るのに時間がかかる。お金も掛かっている。長女には成功体験を掴み取って欲しい。パパお得意のハイテンションで気分を上げ、コースへと向かった。
リゾナーレ公式の動画が公開されていたので、見てもらいたい。
コースは最初から難易度が高い。等間隔にぶら下がった細長い板を伝って反対側まで歩くというものだが、腕で身体を支えながら細長い板の上にバランス良く乗り体重を支える必要がある。ハッキリ言って僕はこのコーナーが一番苦手だった。
「もうここで無理だ、大泣きだどうしよう」と思っていたが、長女は歩く部分は持ち前の「絶対やってやる」というエネルギーで突破。しかし最後の1枚から反対岸の島に移ることができず、大号泣。僕からしてもできることは精一杯やっているように見えていたため、泣くのは仕方ない。ただでさえ怖い気持ちを押し殺して参加しているのだから怖いのだろう。
このときはスタッフのヘルプを受け、なんとか着地することに成功。その後もいくつか苦戦するエリアがあり涙を流すシーンもあったが、最後のジップラインで無事帰還。これで終わりかなと思って僕がジップラインを滑り追えたところ、なんと「もう1回やりたい」と発言。念のために確認したが、長女の意志は固い。いいぞ、じゃあやろう。急いで2回目に向かった。
コースの仕組みが分かっている2回目となれば、長女も自信をもって挑める。先ほど苦労したエリアも何事もなかったように乗り越えられた。恐怖体験を成功体験で塗り替え、それをさらに楽しい体験にグレードアップする様子を目の当たりにして、父親として最高の瞬間を見届けられたと実感した。
長女は来年から小学生だ。新生活に慣れるまで苦労するだろうが、親としては常に自分で成長を実感できるよう、程良いサポートを心がけつつ、学校では体験できない成長があれば家庭で提供できるように考えていきたい。