MacBook Pro(2016)の電池持ちが悪い、と一部ユーザーが指摘
新型MacBook Proを購入した一部ユーザーが公称値よりも電池持ちが悪いと指摘している。
Appleは電池持ちが10時間と発表していたのに対し、電池持ちを問題視しているユーザーは長くても6時間、短い場合は3時間しか持たないと報告。指摘している人の多くは「一般的な使い方をしている」と言っているが、果たしてそうなのだろうか。
電池持ちは使用中のアプリなど環境によって異なる
例えば以下のユーザーはフルHDの外部ディスプレイを接続し、Chromeを使って時々ブラウジングをしているだけで3時間しか電池が持たないと報告している。果たしてこれは短いのか。
I have a 2016/15″/16gb/512/460.
Currently I’m powering a 1080p external monitor & casually browsing chrome. At full charge, I’m getting an estimate of 3 hours battery life. With gaming its even less.Is that a proper estimate, or should I get a replacement?
そもそも大前提として外付けディスプレイを出力している時点で10時間の公称値は下回ることは明白だ。参考に、Appleが公称値を出している測定方法は下記の通り。
モデル | テスト時期 | テスト内容 | |
---|---|---|---|
13インチ | 2.0GHzデュアルコアIntel Core i5 / 8GB / 256GB 試作モデル | 2016年10月 | ディスプレイの明るさを最低輝度から12回クリック、または75%に設定した状態で、25の一般的なウェブサイトを閲覧し、バッテリー駆動時間を測定しました。 |
15インチ | 2.6GHzクアッドコアIntel Core i7 / 16GB / 256GB 試作モデル |
さらに、このユーザーはChromeの使用をハッキリと明言。電池持ちを気にする人がChromeを使うとは、何という愚行だ。必要以上にRAMを食い潰すことも電池持ちに影響を与えているだろう。
もちろん、人によってChromeだけでも環境が大きくことなるので一概には言えないが、ChromeでBGM代わりにYouTubeを流していたり、バックグラウンドで動作し続ける拡張機能をインストールしていたりすると電池を激しく消耗する可能性はある。
一方、電池持ちが公称値通りと指摘する人もいる。TechCrunchとThe Wall Street Journalはは13インチモデルでそれぞれ9時間35分、9時間30分を記録し、Mashableは10時間は妥当と指摘。Engadgetは15インチモデルでの動画再生で9〜10時間使い続けることに成功したが、The Vergeは6〜7時間だったという。
僕自身はまだ厳密には測定できていないが、やはり10時間も持つイメージは全くない。そして昨年の15インチモデルの公称値9時間から1時間伸びた実感は正直なところ、全くない。
ただ、Wi-Fiが必要のない時にオフにし、必要のないアプリは終了しておくことによって大分電池持ちは良くなる。さらに、USB-Cポートになったことによって対応モバイルバッテリーから充電することができるので、電池持ちが気になる人は使用していない移動中などにモバイルバッテリーを挿しておいて電池持ちを伸ばす、というやり方も良いかもしれない。
新しい製品が発表される度に「電池持ちが悪い」と指摘するユーザーは必ずいる。電池持ちがそれほど重要なのであれば、ハードウェアのせいにする前に電池持ちが良くなる使い方を取り入れることから始めた方が良いのではないだろうか。
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(via MacRumors)