Apple Music、2016年にはハイレゾ対応か?!ヘッドホン端子の廃止も現実味を帯びてきた
Appleにとって音楽は思い入れの強い事業領域であり、常に新しいチャレンジを試みている。Pingと同じ失敗をConnectでも繰り返していることには目を瞑るとして、「Apple Music」も少しずつ浸透し、世の中に音楽ストリーミングの普及に一役買っているとも言える。
どうやら次にAppleが狙っているのは音楽の高音質化。Macお宝鑑定団 blog(羅針盤)がポタフェス2015に出店するAppleの動向に詳しい関係者から得た話によると、Appleは2016年を目処に最大96kHz/24bitのハイレゾオーディオ・ストリーミングの開発を進めていると報じている!
高級オーディオメーカー、Lightning対応オーディオケーブルを準備中
そもそもハイレゾとは何か。
「ハイレゾ」とは「High Resolution」の略、つまり直訳すると「高解像度」ということ。「ディスプレイが高解像度なら分かるが、音が高解像度とは?」という人もいるはず。これをわかりやすく説明しているソニーのハイレゾ解説ページを見つけたので、紹介しておく。
ハイレゾとは? | ハイレゾ・オーディオサイト | ソニーより
上記にも書いてあるが、「音が高解像度」ということは音の情報量が増えるということ。つまり、これまで聴いていた音源では聴こえなかったような細かい音が聞こえるようになる。
以前、僕もハイレゾ音源をハイレゾ対応のヘッドホンで視聴したことがあるが、特にライブ音源を聴いた時のリアル感は衝撃的だ。まるで自分がライブ会場にいるかのような錯覚に陥る。
ところで、先日、AppleがiPhone 7でヘッドホン端子を廃止するという衝撃的なニュースが報じられていた。
一部では賛否両論の大議論が交わされていたが、なんと関係者によると「Apple Music」のハイレゾ対応に向けて多くの高級オーディオメーカーがLightning対応オーディオケーブルを追加する計画があるそうだ。もしかしたら本当に今ある3.5mmのヘッドホン端子が無くなるかもしれない。
Appleとしてはユーザーにより高音質で音楽を楽しんでもらうために、今あるヘッドホン端子を捨て、Lightningに移行させるつもりなのだろうか。多くの反発を生みそうだが、このやり方はとてもAppleらしいようにも思える。
現状、「iOS 9」がインストールされた端末はLightningポートから192kHz/24bitに対応している。なお、2014年には「iTunes Music Store」でハイレゾ音源の配信を開始するという噂があったが、今のところ実現されていない。
ストリーミングのハイレゾ化に加え、「Apple Music」からダウンロードした楽曲がどうなるかは気になるところだが、今のところ詳細は不明とのこと。個人的には通信量がどうなるのか気になるところ。Wi-Fiならまだしも、3G/LTEでの利用は現状のプランが提供する通信量では賄い切れない気が……。
(Source: Macお宝鑑定団 blog(羅針盤))