Apple、初めてデザインチーフを失う。インダストリアルデザイン担当VPが退職へ
Appleのインダストリアルデザイン担当VP、Evans Hankeyが退任。後任は未定
Appleのハードウェアなどのデザインを手掛ける、インダストリアルデザイン担当ヴァイスプレジデントEvan Hankey氏が同社を退任した。Bloombergが報じ、Appleが認めた。2019年に退任したCDO Jony Ive氏の後任として活躍したが、3年で退職となった。
Appleがデザインを経営資源として活用していることは有名な話だ。Steve Jobs氏が経営権を取り戻して以来、Jony Ive氏はインダストリアルデザイングループ担当上級副社長に就任し、2015年には最高デザイン責任者(CDO)に昇進している。
Evan Hankey氏の後任は未定。Appleは事実上、初めてデザインチーフを失った。なお引き継ぎなどのため、今後6カ月間はAppleに留まるという。
Appleは「Appleのデザインチームは世界中から様々な分野の専門家を集め、Appleであると疑いようのない製品を想像します。シニアデザインチームは長年にわたる豊富な経験を持つ素晴らしいリーダーがいます。Evansは移行作業中も留まってる予定です。これまでのリーダーシップと貢献に感謝します」とコメントしている。
Evan氏の退職は、Appleにおけるデザインの重要性や優先度に対する懸念の声が上がるだろう。多くの役員はオペレーション関連人事が務めており、デザインチームの軽視は以前より指摘されてきた。なおAppleはTim Cook体制以来、売上・収益を伸ばし続けている。
Appleデザインチーム
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