Apple、Jony Ive氏との契約を解消か。30年以上の関係性に終止符
Jony Ive氏との契約料は1億ドル(約136億円)以上とされている
Appleは、同社の元CDOJony Ive氏とのパートナーシップ契約を解消した可能性がある。Jony Ive氏は2019年11月にAppleを正式に退社後も、自身のデザインファーム「LoveFrom」を立ち上げ。Appleを主要クライアントとして関係性を継続していたが、The New York Timesによると、契約更新を見送ったという。
Jony Ive氏は、言わずと知れたAppleのトップデザイナー。iPhone、Apple Watch、Mac、Apple Storeの店舗デザイン、Apple Parkの建築デザインなど、数々の製品デザインに貢献。最近では24インチiMacのデザインに関わっていたとされている。
AppleはJony Ive氏に対し、1億ドル(約136億円)に相当する対価を支払う契約を結んでいたが、Appleは契約料の費用対効果の正当性やAppleデザイナーが次々とLoveFromへと転職している状況に苛立っていた。一方でJony Ive氏は、Appleに縛られずにクライアントを選択できる自由を希望しており、両者の利害が一致せず契約更新を見送った。
噂によると、Jony Ive氏はApple Watchのローンチで意気消沈。Appleがデザイン中心の思想ではなく、Tim Cook氏を中心としたオペレーション中心の思想になっていることに不満があたったとされている。
Jony Ive氏の退社後、デザインチームはJeff Williams氏が管轄。インダストリアルデザインチームはEvans Hankey氏、ソフトウェアデザインチームはAlan Dye氏が指揮をとっている。
(Source: The New York Times via MacRumors)
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