AppleのAIサーバーはM2 UltraとM4チップが動作か
現在M2 UltraチップAIサーバーを組み立て中。2025年後半にはM4チップAIサーバーに
Appleの自社製AIサーバーはM2 UltraチップとM4チップが動作している可能性がある。Haitong International SecuritiesのアナリストJeff Pu氏が明らかにした。
Foxconnは現在、M2 Ultraチップが動作するAIサーバーを組み立てており、2025年後半にはM4チップのAIサーバーを組み立てる計画があるという。過去に正確な情報を伝えた実績を持つWeiboアカウントは先日、Appleが独自のAIサーバー用プロセッサーチップを開発している情報を伝えていた。
Appleは「iOS 18」で多数のAI関連機能を発表するとみられており、競合サービスと異なり完全にオンデバイスで動作。クラウドベースで動作する競合AIに劣る部分は、GoogleのGeminiやOpenAIのChatGPTなど外部サービスとのライセンス契約で補完すると見られている。
しかし将来的には外部サービスへの依存度を徐々に下げ、自社サービスへ移行するのが”Apple流”。独自のAIサーバー用チップが量産される頃には、一部AI機能がクラウドを活用していても不思議ではない。
将来のことを見据え、クラウドを必要とする自社製のAIサービスに向けた準備を進めている可能性はあるだろう。
Bloombergの人気ジャーナリストMark Gurman氏もAppleのAIサーバーについて言及。Googleのサーバーへの依存度を下げるために2018年まで独自のサーバーチップを開発していたが、計画を中止。コスト、差別化要因の不足、オンデバイスでの動作を想定した自社製LLM(大規模言語モデル)の特性を踏まえて取り止めたという。
On Apple and AI servers: Apple started a project ~’18 to develop server chips to offload from those used by Google etc. That project was canceled. I don’t believe Apple would make its own AI server chips because of cost, lack of a differentiator and on-device nature of its LLM.
— Mark Gurman (@markgurman) May 7, 2024