Apple Silicon生みの親、退任検討か。「別のCEOの下じゃ嫌」と転職希望
Johny Srouji氏、2部門統合とCTO昇格提示も転職意向。Ternus氏CEO就任が前提条件に
Appleのハードウェア技術担当シニアバイスプレジデントJohny Srouji氏が退任を真剣に検討していることが明らかになった。Bloombergが報じた。同氏はApple Siliconの開発を主導してきた人物で、Appleで最も尊敬される幹部の1人として知られている。引退ではなく、別の企業への転職を考えているという。
Srouji氏は最近、Tim Cook CEOに対し、近い将来の退任を真剣に検討していると伝えたという。同氏は同僚らに、最終的に退任する場合は別の企業に加わる意向であることを伝えている。これが実現すれば、今週だけで5人目の重要幹部の退任となる。
Apple Silicon成功の立役者、別の会社を希望?
Srouji氏は、Appleの社内チップ開発の設計者として知られる。近年、Apple Siliconは大きな進歩を遂げており、MacのApple Siliconへの移行をはじめ、セルラーモデムチップやWi-Fi/Bluetoothチップの内製化を実現。今年はC1チップとN1チップが複数のApple製品でデビューした。これらの成果は、主にSrouji氏のリーダーシップによるものだ。
Appleは同氏を引き留めるため、「相当な」報酬パッケージとより多くの責任を提示している。BloombergのMark Gurman記者によると、Apple幹部らはハードウェアエンジニアリング部門とハードウェア技術部門を統合し、Srouji氏の下に1つのグループとして統合するアイデアを提示しているという。これにより、Srouji氏が「明確なナンバー2」になる。ただし、これはJohn TernusがCEOになるまで、そしてなった場合にのみ実現可能だ。
John Ternus氏とJohny Srouji氏が出演したインタビュー動画
今週だけで5人の重要幹部が退任表明
今週は、Appleの幹部層にとって激動の1週間となった。デザイン責任者Alan Dye氏がMetaへ電撃移籍し、AI担当John Giannandrea氏が2026年春に引退することが発表された。さらにゼネラルカウンセルKate Adams氏と環境・政策担当バイスプレジデントLisa Jackson氏も2026年に引退することが明らかになっている。
Srouji氏が退任すれば、5人目の重要幹部となる。Bloombergの報道によると、小売担当Dierdre O’Brien氏とマーケティング担当シニアバイスプレジデントGreg Joswiak氏も、それぞれ35年から40年にわたる在籍期間を考えると、近い将来引退する可能性が高いという。
「別のCEOの下では働きたくない」の意味
Srouji氏の「別のCEOの下では働きたくない」という発言は、Appleの後継者問題を浮き彫りにする。次期CEO候補として最有力視されるJohn Ternus氏には「準備不足」との声もあり、後継者レースは予想以上に複雑な様相を呈している。
興味深いのは、Appleが提示した2部門統合案が「John TernusがCEOになった場合のみ実現可能」という条件付きである点だ。これは、AppleがTernus氏のCEO就任を既定路線として動いていることを示唆している。一方で、Srouji氏が「別のCEOの下では働きたくない」と明言していることから、Ternus氏以外がCEOになった場合、Srouji氏の退任は確実とみられる。
Apple、大規模な組織再編の渦中に
今回の一連の幹部退任は、Appleで進行中の大規模な組織再編の一環とみられる。Tim Cook CEOの最終的な退任に備えた準備と考えられており、Apple上級社員らは同社で大規模な経営陣の変更が起こる可能性が高いと確信しているという。
Srouji氏の去就は、単なる1人の幹部の退任にとどまらない。Apple Siliconという同社の競争力の源泉を築き上げた人物の退任は、Appleの今後の製品戦略にも大きな影響を与える可能性がある。Appleが同氏を引き留められるかどうか、今後の動向が注目される。
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まあそんな事もあるでしょ
スティーブくーんは人間性には色々問題があったせいかあんまりこういう話は聞かなかったがw
究極の属人事業体かな。