Apple Fitness+、ついに日本上陸。2026年早々に利用可能、J-Pop対応で過去最大の拡張へ
日本語デジタル翻訳音声、K-Pop/J-Pop追加、AirPods Pro 3との連携でフィットネス体験が大幅進化

Appleは12月9日、フィットネスとウェルネスのためのサブスクリプションサービス「Apple Fitness+」を2026年早々に日本で提供開始すると発表した。サービス開始から5年を迎え、過去最大規模の拡張として、日本を含む28の国と地域で新たに利用可能になる。
個人的な話で恐縮だが、これは本当に嬉しいニュースだ。9月のAirPods Pro 3発表時、Appleのフィットネステクノロジー担当シニアディレクターのJulz Arney氏に「Fitness+やWorkout Buddyの日本展開はいつですか?」と直接聞いたところ、「現時点では発表できる情報はない」と言われ、「デスヨネー」と思ったことを覚えている。その時、日本市場への強い関心と期待があることは認識されており、フィードバックとして持ち帰ると言われたが、まさかこんなに早く実現するとは思っていなかった。
28名のトレーナーの声を生成音声で再現
今回の拡張により、Fitness+は世界49の国と地域で利用可能となり、数百のワークアウトとメディテーションがスペイン語、ドイツ語、日本語のデジタル翻訳音声で提供される。新規エピソードは毎週追加される予定だ。
デジタル翻訳音声は、28名のFitness+トレーナーそれぞれの実際の声に基づいた生成音声を使用している。ワークアウトとメディテーションには字幕も含まれ、オーディオコントローラで言語を切り替えることも可能だ。
スペイン語とドイツ語のデジタル翻訳音声は12月15日から利用可能で、iOS 26.1、iPadOS 26.1、tvOS 26.1が必要となる。日本語のデジタル翻訳音声は2026年早期に提供開始される見込みだ。
K-PopとJ-Popが音楽ジャンルに追加
Fitness+では、音楽が重要な要素として位置づけられており、Apple Musicとの連携により様々な音楽ジャンルが提供されている。今回、新たにK-Popが音楽ジャンルに追加され、全種類のワークアウトで楽しめるようになる。J-Popも追って追加される予定だ。
これは単なる音楽ジャンルの追加以上の意味を持つと僕は考えている。日本や韓国のコンテンツが世界のフィットネス市場で新たな活躍の場を得ることは、文化的な観点からも非常に重要だ。実は9月の取材時、Workout Buddyの発表を受けて「日本の声優などを活用したら、日本だけでなく世界的にも盛り上がるのでは?」という話をApple側にしたことがある。今回のJ-Pop採用は、そうした日本独自のコンテンツが世界で評価される可能性を示唆しているように感じられ、個人的に物凄く嬉しい。
ユーザーは、筋力トレーニング、ヨガ、HIIT、ピラティス、ダンス、サイクリング、キックボクシング、メディテーションを含む12種類のワークアウトを利用できる。エピソードは5分から45分まで用意され、iPhone、iPad、Apple TVで視聴可能だ。
Apple WatchやAirPodsと連携で指標をリアルタイム表示
Apple WatchやAirPods Pro 3を使用すると、心拍数、消費カロリー、アクティビティリングの進捗状況など、個人の指標を画面上にリアルタイムで表示できる。カロリー消費バーでは、同じワークアウトを実行した他の参加者と成果を比較することも可能だ。
AirPods Pro 3に心拍センサーが搭載されたことで、Apple Watchを持っていないユーザーでもFitness+の体験を最大限に活用できるようになった。Apple幹部への取材で明らかになったように、Appleは「測定はモチベーションになり得る」という考えのもと、フィットネスエコシステムを段階的に構築している。iPhone単体、AirPods Pro 3とiPhoneの組み合わせ、そしてApple Watchという3段階の体験設計は、ユーザーの状況に応じた最適なフィットネス体験を提供する戦略だ。
カスタムプラン機能を使えば、ユーザーの好みに基づいてパーソナライズされたスケジュールを自動的に作成してくれる。「これまでと同じ」「さらに増やす」「はじめよう」の3つのオプションから選択できる。
価格と提供開始時期
Apple Fitness+の価格は、米国では月額9.99ドル、年額79.99ドルで、最大5人の家族と共有できる。日本での価格は発表されていない。
Fitness+は現在21の国と地域で利用可能で、12月15日からチリ、香港、インド、オランダ、ノルウェー、フィリピン、ポーランド、シンガポール、スウェーデン、台湾、ベトナムなど17の国と地域で新たに利用可能になる。日本では2026年早々にサービスが開始される予定だ。
新しいApple Watch、iPhone、iPad、Apple TV、またはAirPods Pro 3、Powerbeats Pro 2を購入したユーザーには、3カ月間の無料トライアルが提供される。サービスの利用には、iOS 16.1以降を搭載したiPhone 8以降、またはiOS 14.3以降を搭載したiPhone 6s以降とペアリングしたwatchOS 7.2以降を搭載したApple Watch Series 3以降が必要となる。
待ちに待った日本上陸
正直に言うと、僕自身がFitness+を日本で利用できることが楽しみで仕方ない。運動習慣を継続させることの難しさは誰もが知っているが、Appleのエコシステムに組み込まれたフィットネス体験は、その課題を解決する可能性を秘めている。
J-Popの追加、日本語のデジタル翻訳音声、そして将来的にはWorkout Buddyの日本語対応も期待できる。日本のフィットネス市場に新しい風が吹き込むことは間違いないだろう。Appleがこの分野で何を実現するのか、2026年が待ち遠しい。
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