今年のWWDC基調講演、久しぶりの2時間以上コースかも…

Appleより

Appleが日本時間6月6日より開催するWWDC23の基調講演は、新型コロナウイルス以前の開催時を思い出させる長尺イベントになる可能性がある。Appleに詳しいBloombergの名物記者Mark Gurman氏の最新ニュースレターによると、当日は以下の内容を発表するという。

• MRヘッドセット「Reality Pro」：Appleにとって12年ぶりとなる新カテゴリの新製品
• xrOS：「Reality Pro」向けの新OS
• 新型MacBook：M2チップ搭載の可能性
• iOS 17：マイナーアップデートの見通し
• iPadOS 17：マイナーアップデートの見通し
• macOS 14：マイナーアップデートの見通し
• watchOS 10：メジャーアップデートの可能性が高い

Mark Gurman氏によると、「iOS 17」、「iPadOS 17」、「macOS 14」、「tvOS 17」はマイナーアップデートに留まるが、「watchOS 10」は改良されたインタフェースを含む、watchOS登場以来最大のアップデートになると予測している。

Appleは「Reality Pro」が将来的にiPhoneやiPadを置き換える存在になると期待しており、WWDC23では開発者向けに魅力を存分に伝えるストーリーが用意されているそうだ。すでにハイエンドモデルやローエンドモデルの開発が進められており、”次なるiPhone”を仕掛ける準備は着実に進められている。

WWDC23では多数の新しいハードウェアとソフトウェアが発表される見通しだ。今年も事前に収録された映像を前回同時に配信するオンライン開催だが、発表内容の多さゆえに基調講演の長時間化は避けられないだろう。

参考に過去数年間に開催されたWWDC基調講演の上演時間をまとめておく。

• WWDC 2022：1時間48分
• WWDC 2021：1時間46分
• WWDC 2020：1時間48分
• WWDC 2019：2時間17分
• WWDC 2018：2時間16分
• WWDC 2017：2時間19分
• WWDC 2016：2時間02分

なおMark Gurman氏は、WWDC23以前に発表イベントを開催する可能性はない、と明言している。