今年のWWDCは「OSだけ」じゃない!複数の新ハードウェア発表で歴代最長級のイベントか
「複数」の新しいMacが登場するとの情報
Appleが日本時間6月6日午前2時よりスタートするWWDC23では、基調講演の発表内容が例年以上にてんこ盛りになりそうだ。Appleに詳しいBloombergの名物記者Mark Gurman氏が開催に先立ち、「WWDCにおける3つの注目内容」を予測。
”複数”のMac
1つ目は、複数の新型Mac。現行の13.6インチディスプレイを搭載したM2 MacBook Airの後継モデルと、新たに登場する15.5インチディスプレイを搭載した新型MacBook Airの2種類が噂されているが、それだけではない。
「M3」チップを搭載した13インチMacBook Proの新モデル、「M2 Ultra」チップを搭載した新型Mac Studioの発表が登場する可能性がある。
MRヘッドセット
2つ目は、MRヘッドセット。様々な情報が飛び交っているが、名称は「Reality Pro」が有力視されている。外観は「スキーゴーグルのような見た目」で、両目に用意された8K解像度のディスプレイと外側に配置された複数台のカメラを使い、バーチャル世界と現実世界を融合した世界観が楽しめる製品になると見られる。
iPadアプリ対応、VR空間トレーニング、3D空間読書、”空中タイピング”機能など、Appleのエコシステムをフル活用した次世代製品として世界中から注目されているが、価格は3,000〜5,000ドル(約40万〜68万円)になると予測されており、Apple自身も一般向けに普及する商品と想定していないだろう。
新OS
3つ目は、新しいOS。例年どおり、「iOS 17」、「iPadOS 17」、「macOS 14」、「watchOS 10」、「tvOS 17」などの新機能が発表される見込みだが、「Reality Pro」用の専用OS「xrOS」が披露されるはずだ。
例年以上の内容で、2時間超過イベントになる可能性大
WWDCの基調講演は例年、2時間以内に収まるが、今年は複数のハードウェアや新しい製品カテゴリの発表が予想されており、長時間のイベントになりそうだ。Mark Gurman氏は「2時間を優に超えるだろう」と予測している。
I’m expecting three major focus areas next week: 1) several new Macs, 2) the mixed-reality headset, 3) the new OSs. With all of the new hardware and software, I expect the keynote to be one of Apple’s longest ever and easily exceed two hours.
— Mark Gurman (@markgurman) 2023年5月31日