「WWDC 2014」の発表内容予想総まとめ!「iOS 8」、「OS X 10.10」、新しいハードウェアも!
いよいよ「Worldwide Developers Conference」、通称「WWDC 2014」まであと1日となった。楽しみすぎる!クック船長、感動は多めで頼む!
当日が近づくにつれて様々な情報が出てきているがかなり量が膨大!過去にも「iOS 8」に関する情報と「OS X 10.10」に関する情報をまとめているが、新しい情報も入ってきているので改めて「WWDC 2014」の発表内容予想総まとめを書いておく!当日に向けて予習しましょう!
「iOS 8 “Okemo”」
「iOS 7」からリリースされてそれほど経っていないように思えるかもしれないが、大型バナーの掲示が開始されたように、「WWDC 2014」では「iOS 8」に関して発表されることは確実。以前から話題となっている「Healthbook」や純正マップアプリ、劇的なパフォーマンスの改善が期待できるとのこと。ただし、一部の機能の開発が遅れているという情報もある。
「iOS 8」の新機能が明らかに!通知センターのシンプル化、アプリ間連携の強化、メッセージの自動削除など | gori.me(ゴリミー)
「Healthbook」
やはり「iOS 8」において最も注目されるのは「Healthbook」。以前から伝えられている通り、ユーザーインターフェースは「Passbook」と似たデザインを採用し、様々なアプリケーションやハードウェアアクセサリーと連動し健康管理を可能にする。記録できる内容は血行、心拍数、体内水分量、酸素飽和度、血圧、運動量、摂取カロリー、血糖値、睡眠時間、呼吸回数、体重などをカードで管理する仕組み。
アクティビティを管理するカードには歩数、消費カロリー、歩いた距離が記録される。体重を管理するタブにはそのユーザーの体重の他、BMIや体脂肪率も記録可能。「iWatch」がないとサービスが利用できないと思われがちではあるが、Withingsのような体重計とも連動する可能性は非常に高いだろう。
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「iOS 8」の新しい健康管理アプリ「Healthbook」の詳細情報が一部明らかに! | gori.me(ゴリミー)
純正マップアプリのリニューアル
以前も伝えた通り、Appleは純正の地図アプリを大幅にリニューアルすると予想される。
「iOS 8」の新しい地図アプリは精度が大幅に向上する見通し。空港や公園、バス停や駅などのラベルやアイコンが追加され、全体的に見やすくなっているそうだ。
最も注目されているのは乗り換え案内の導入。「iOS 8」のリリース時には間に合わない可能性が高いが、バスや電車、地下鉄などを利用した移動方法を提示することが可能になる。かつてScott Forstallが在籍していた時は乗り換え案内をサードパーティに任せると発言していたようだが、最新のiOSバージョンではApple内部で用意する方針に変更したようだ。
「iOS 8」では純正のマップアプリが大幅に強化される見通し!乗り換え案内機能も追加、いずれかはARも?! | gori.me(ゴリミー)
「iTunes Radio」
今のところ「iOS 8」では「iTunes Radio」は別のスタンドアローンアプリとして提供されると予想されている。デザインはミュージックアプリとほとんど同じになると言われているようで、アイコンはラジオのピクトグラムに赤い色の背景を持つとのこと。
Appleが既存のアプリから一部の機能を独立させてスタンドアローンアプリとしてリリースすることは過去にも例が存在する。例えば「iOS 5」では「Videos」アプリを独立させ、「iOS 6」では「Podcast」アプリを別アプリにしている。
「Game Center」
情報によると、「Game Center」アプリはiOSからもOS Xからも削除すると伝えられている。同機能は今後「Game Center」と連携したアプリの一部として提供される予定。
iCloudアプリ
こちらも以前から伝えられているが、「プレビュー」と「テキストエディット」のアプリが「iOS 8」で提供開始される予定となっている。
これはiOSデバイスでPDFや画像を編集できる訳ではなく、OS Xで保存された「プレビュー」ファイルや「テキストエディット」ファイルを閲覧するための機能を持つものとされる。まだ開発途中の機能ではあるが、今年後半にはリリースされる見込み。
なお、編集に関しては、PDFなら「iBooks」アプリ、テキスト編集に関しては「Pages」アプリを今後推奨するようだ。
「iOS 8」では「プレビュー」「テキストエディット」が利用可能に?! | gori.me(ゴリミー)
iPad用に新しいマルチタスクの提供
「iOS 8」からはiPadで2つのアプリを同時に起動できるようになると言われているが、「WWDC 2014」には間に合わないと伝えられている。また、アプリ間の連携も強化され、XPCもサポートされとも伝えられている。
マルチタスクが超便利に?!「iOS 8」からはiPadで2つのアプリを同時に起動できるようになる?! | gori.me(ゴリミー)
iPadをMac用のサブディスプレイとして利用可能に
これまで出ていなかった期待大の新機能は「iPadのサブディスプレイ機能の対応」。「iOS 8」の初期リリースには間に合わないかもしれないが、しばらく同機能をテストしているようだ。これはiPhoneをiPadと機能的に差別化することが目的とされている。
「iOS in the Home」
「WWDC 2014」ではiOSでコントロール可能な「スマートホームプラットフォーム」と専用の認証プログラムを発表すると言われている。認証プログラムの提供により、ユーザーはスマートホームに対応した商品が分かるようになるようだ。
Apple、「WWDC 2014」でiOSでコントロール可能な「スマートホームプラットフォーム」と専用の認証プログラムを発表か?! | gori.me(ゴリミー)
SiriのShazam対応
AppleはShazamの音楽検出機能を「iOS 8」内に取り込むと伝えられている。聞き取った曲を元にiTunes Music Storeで音源をダウンロードしたり、日本国内ではそもそもサービスが提供されていないがiTunes Radioでチャンネルを作ることができると言う。
AppleとShazam、「iOS 8」に実装される新しい音楽検出機能を共同開発か?! | gori.me(ゴリミー)
ボイスメモ
「iOS 7」では新しいボイスメモアプリのUIを一新し大幅なデザインリニュアールを実施したものの、総じて使いづらいと言われていた。「iOS 8」では操作の分かりづらさを改善する見通しとなっている。
通知センター
これも以前伝えている通りの情報。現在の通知センターに用意されている「今日」「すべて」「未確認」という3つのタブを、「iOS 8」では「今日」と「通知」という2つのタブにまとめる予定。「すべて」と「未確認」の使い分けが分かりづらいのを改善できそうだ。
VoLTEの対応
これはキャリアが対応することが必須条件ではあるが、「iOS 8」は音声通話をデータ通信として提供できる技術「VoLTE」に対応するとのこと。音声が今までよりもクリアになることが期待されるこの機能は、既にドコモが国内で初めて対応を発表している。
メッセージ
Appleは「iOS 8」でメッセージアプリでやり取りされたメッセージを自動的に削除する機能の提供を検討中と言われている。提供予定の期間は「1か月後削除」と「1年後削除」の2つ。
これはiPhone内のストレージがやり取りしたメッセージで圧迫されないようにすることが目的となっているが、あくまでもオプションとして提供されるので、メッセージを消されたくないという人は心配せずにこれまで通り使うことができる。
「OS X 10.10 “Syrah”」
これまで大きな変化がなかったOS Xだが、「OS X 10.10」でついにこれまでにないほど大規模なアップデートが実施される見通し。ユーザーインタフェースやデザインが総じて「iOS 7」のテイストを踏襲する見込みとなっている。
Apple内部では「Syrah」と呼ばれているが、掲示が開始された大型バナーの内容から正式名称は「Yosemite」もしくは「El Capitan」と呼ばれる可能性が高い。
【「OS X 10.10」の発表、決定】次期「OS X」の正式名称は「Yosemite」もしくは「El Capitan」か?!大型バナーが掲載開始! | gori.me(ゴリミー)
完全に新しいデザイン
「iOS 6」から「iOS 7」が劇的な変化をもたらしたのと同様に、「OS X 10.10」は数年ぶりに大きく進化するため、「WWDC 2014」の基調講演における時間の大部分を割くと言われている。「iOS 7」に近づくという噂からOS Xの既存機能が削られるのではないかと一部では言われているが、Finderやマルチウィンドウのマルチタスク機能、Mission Controlなどの機能はそのまま残る。よって、iOSはiOSのままで、OS XはOS Xのまま残る。統合することはないとのこと。
見た目としてはやはり「フラットデザイン」を採用する見通し。「iOS 7」のようなトグルボタンが採用され、ウィンドウのコーナーがシャープに、アイコンが全体的にくっきりとしたデザインとなり、余白が増えるととのこと。上記画像は「OS X 10.10」のイメージ図だが、実物に近いのではないかとされる。
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新しい機能の提供
「OS X 10.10」では新しいデザインだけではなく、これまでになかった新しい機能も提供される。
具体的にはiOSの機能をOS Xでも利用できるなるとのことで、コントロールセンターのような機能を提供したり、Mac向けのSiriや念願のiOSと連携可能なAirdropも期待される。
「iOS 8」では純正マップアプリが大幅に改善され機能強化されると伝えられているが、OS Xでも同様に改善される見通し。ゲームセンターの削除やApp Storeアプリの改修も予想されている。純正メールアプリやiPhotoのバグフィックス、新デザインに対応したiLifeやiWorkの発表も進められているとのこと。
新しいハードウェアの発表
情報元によると、「WWDC 2014」では「iOS 8」や「OS X 10.10」に関する発表以外にも新しいハードウェアが発表されると言われている。以下にMacとiOSデバイスに分けて紹介する。
新型Macの発表
既に12インチ型「MacBook Air Retina」が発表されるかもしれないという記事で紹介したが、現在開発が進められていると言われているMacのうち、いずれかは発表される可能性がありそうだ。
- 12インチRetinaディスプレイを搭載し、より薄くなり、新しいトラックパッドを搭載したファンレンスなMacBook AirもしくはMacBook Pro
- iMacの低価格モデル
- 新型iMac、Retinaディスプレイも搭載する可能性あり
- プロセッサーがアップデートされた新型Mac mini
- Retina対応のThunderboltディスプレイ
- 新型「MacBook Pro Retinaディスプレイモデル」
個人的にはこれほど事前のリークなしで12インチ型「MacBook Air Retina」が当日発表されるとは思えないが、可能性はゼロではない。
「WWDC 2014」ではついに12インチ型「MacBook Air Retina」が発表されるか?! | gori.me(ゴリミー)
新型iOSデバイスの発表
iOSデバイスに関しては新型iPhoneやiPadは発表される可能性は極めて低いが、以下のデバイスは「WWDC 2014」の基調講演の中で言及するかもしれない。
デベロッパー向けツール
「WWDC 2014」の基調講演が注目されがちではあるが、元を言えばデベロッパー向けカンファレンス。最新のOSが発表されるため、デベロッパー向けツールもアップデートされる予定だ。
「Xcode 6」のリリース
「Xcode 6」はiOSシミュレーターの大幅な改善を含む大規模なアップデート内容になる見通し。新しくなったシミュレーターはスケーリングや端末解像度に対する対応が見直されているとのこと。次期iPhoneは4.7インチと5.5インチディスプレイを搭載していると伝えられていることから、様々なディスプレイサイズや解像度に対応できるようになるものとされる。
他にもインターフェースビルダーのカスタムユーザーインタフェース作成も手が加えられるとのこと。アプリケーションのテストやプロトタイプの制作、フレームワークの導入もつてられている。
「iCloud」の機能強化
冒頭で伝えた「iCloud」を利用したiOSアプリケーションの提供以外にも、Appleは「iCloud」を利用したアプリの開発をより簡略化するためのツールを研究しているようだ。同機能を利用するためには骨の折れる作業が多いことからこのツールを歓迎する開発者は多いのではないだろうか。
「WWDC 2014」の発表内容は以下からどうぞ!
「WWDC 2014」当日はレッドブル片手にモリモリ更新する予定なので、当日オールナイトで情報を楽しみたいという人や朝起きて発表内容を確認したい人は以下のページに更新情報をまとめているので、どうぞご覧あれ!
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