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僕が新社会人のみんなに伝えたい6つのこと

改札を通る会社員

4月といえば、新入社員が入社する時期。自分が新卒だった頃が懐かしい。

今となって僕は個人事業主となっているため新入社員を迎え入れる経験はかれこれ5年近くしていないが、今でもあの頃を懐かしく思う。

この記事を最初に書いた当時、僕は務めていた会社に新卒入社して6年目になっていた。小学校は途中で転校、大学も院に進まず4年で卒業したため、5年間同じ組織に属したということはこれまで最も長期間属した組織ということになる。

数年前から新卒向けに新卒の先輩紹介として新卒向けにプレゼンテーションをさせてもらっているのだが、今年は特に「これ!」と言ったテーマがなかったので、あれよこれよと考えた結果、「新卒6年目の僕が新社会人のみんなに伝えたい6つのこと」というテーマで話してみることにした。

多くの新入社員は毎年会社に入って非常に悩む人が多い。僕も入社後、過労と精神的ストレスで急性胃腸炎になり入院している。辛いことも嫌なこともいっぱいあった。でも、僕は今こうやって毎日楽しく会社員をやっている。過去を乗り越えて、今の自分がいる。

これらの経験を元に記事にしてみた。会社によって状況が多少違うかもしれないが、参考になることもあると思うので、新卒の皆さんは是非読んでみてくださいな。

1.一に挨拶、二に挨拶

社会人は挨拶をするべきだ。むしろ、挨拶は社会人の基本ではない。人間の基本だと思っている。

なぜか。挨拶はコミュニケーションのきっかけだから。入りたての新卒のことを知らない人の方が多い。その中で覚えてもらうためには最低限挨拶をしなければ覚えてもらうきっかけを作ることができない。毎朝、出社した元気よく、帰るときも元気よく挨拶をするようにしましょう。

確かに社内に挨拶をしない人もいる。でもそういう人とは比較するべきではない。それはそれ、これはこれ。

新卒が明るく挨拶してくれるだけで、会社がどれだけ明るくなることか。先輩も気を引き締めて初心に戻って頑張ろう、と言う気持ちになるので挨拶だけは全力でお願いしたい。

2.どんな業務でも得るものはある

「俺は才能があるんだ、なんだこのつまらない業務は!やめてやる!」そういう話をよく耳にする。

この例えが正しいか分からないが、どんな弁当にも最後に梅干しを入れる人がいる。これと同じことではないだろうか。

華やかな仕事がやりたい、自分のやりたいことを実現したい。その熱い気持ちはよく分かる。僕も入りたての頃はスマートフォン向けアプリを作ると鼻息を荒くしていた。クラウドを利用したサービスを作りたいと言っていた。今でもよく覚えている。

だが、桜木花道がマンガスラムダンクで延々と基礎練習をやらされていた通り、できて当たり前のことができない人には大きなことはやらせてもらえない。なぜなら、社内の実績がないから。学生時代の実績は一旦置いておきましょう。今は環境も状況も全く違う。過去の栄光にすがっていても仕方がない。

会社員としてやりたいことや華やかなことをやるまで、時間と根気強さが必要とされる場合が多い。なぜなら、大きなことをやるには金が掛かる。時間がかかる。そして人が必要。それをやることを周りに認めてもらう事が必要なのだ。

新卒は自分の能力を過信している人も多いが、仮に本当に能力があったとしても、その能力を周りが知っていると思い込んでいる人が多すぎる。今あなたが身をおいている環境は会社という、あなたにとって完全に新しい環境だ。自分のことを知っている人も少ない。その状況下で好きなことを何でもできると思う方がおかしいのだ。冷静に考えてみると当たり前のことだ。

そのためにも、まずは依頼されたことをしっかりとできるようにしましょう。会社において、依頼された仕事ができない人は不要だ。社会人と言うよりは、会社員として必要最低限だと思う。

やりたいことがあり、会社で実現したいのであれば、自分を過大評価せず、背伸びせず、焦らずに毎日コツコツと頑張るのが一番の近道だ。結果は必ず後から付いてくる。

3.どんな指摘でも一理はある

会社員生活を過ごしていると、「あれ?」と思うような指摘をされることもある。

ただ、上司や先輩だって人間なのだ。ミスすることもある。ただそれよりも上司や先輩があなたに指摘をするためにどれほど言葉のチョイスを悩み、伝え方を考え、最終的に言葉として発したかについて考えたことはあるだろうか。

会社にといて上司から部下、先輩から後輩に指摘することは非常に体力のいることだ。何せ将来の重要な人材であり、戦力でもある。正しい方向に軌道修正をするためには意図した通りのメッセージが伝わるかどうかは熟考している人も少なくない。

だから、上司や先輩に指摘された内容が腑に落ちなかったとしても、「一理あるかもしれない」と一旦受け止め、どのような意図で言われたのかを考えてみるといいでしょう。

4.元気よくポジティブに

先輩社員はみなさんのことを「新卒」として見る。「新卒」は会社に新しい風を吹き込み、その溢れんばかりの熱意と闘志でフレッシュな空気を送り込んでくれることを期待している。

だからこそ、みなさんにはポジティブでいて元気よくあってほしい、と思っている。毎日、明らかに必要以上に辛そうにしていて凹んでいる人を育てたいとは思わないし、仲良くなりたいとも思わない。そうでしょう?

どこでもそうだと思うが、「新卒」は全社的にかなりよく見られている。そして「今年の新卒は〜」と、はすぐ流れる。そして知らないところで勝手に評価される。だからこそ、できるかぎり元気良く振る舞い、ポジティブに見せることが大事なのだ。

5.頑張ってるアピールも時々やるように

以前この記事で自分の努力の20%程度しか周りに伝わらない、ということを書いたが、これは新卒でも同じ。

数ヶ月経つと日本全国の新卒が口々に「いくら頑張っても全然評価されない」という言葉発せられる時期がやってくるが、その時はいかのことを自問自答して欲しい。

  • その頑張りが伝わるように上司や先輩にアピールしましたか?
  • そもそもその頑張りは上司や先輩に褒められることに値する内容ですか?

確かに新卒は周りに見られているが、肝心なところは意外と見られない。自分が入社する前に抱いていた夢を実現するためには認めてもらうことが大事。適度に自分の頑張りをアピールしましょう

6.同期は一生の仲間!切磋琢磨して成長するべし

新しい環境に入り、これまで「常識」だったことが「非常識」になったり、「自分が正しい」と思ってやったことが「間違っている」と言われることもある。気の合わない先輩や苦手な上司、そういう人たちも出てくるでしょう。

そのような時は、同期と語り合いましょう。

同期は最大のライバルでもある、最大の仲間でもある。この仲間は一生他では得られない、人生唯一その会社の「新卒」という肩書を持った同士だ。

新卒は誰が先に出世するだとか、先輩や上司に気に入られるだとか、給料が上がるだとか色々と気になることもあるはず。だからこそ配属後は必要以上に「仕事が忙しい」アピールをして飲み会を断ったり、普段の会話でも言葉の節々で無意味に見下す発言をする人も出てくるかもしれない。

ライバルは敵ではない。それぞれがそれぞれの目標に向けて互いを鼓舞する関係であるはずだ。一生に一度の仲間を裏切ってまで這い上がろうとする人はハッキリ言ってどうかと思う。

同期が活躍したら褒め、その努力をたたえ、落ち込んでいたら声を掛け、元気を与える。

新卒はただアグレッシブであるだけではダメだ。熱意を持ち、謙虚な姿勢を忘れずに、仲間の存在に感謝しながら会社内で活躍してもらえればと思います。

期待しています。

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公開情報
更新日2019年04月11日
執筆者g.O.R.i
コメント(1件)

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