iOS 14、注目の新機能・変更点まとめ
iPhoneを買い換えなくてもiPhoneが進化する!iOS 14はここが新しい&ここが変わる!
Appleは6月23日、iPhoneおよびiPod touch向けのOS「iOS 14」を正式発表した。数々のベータ版を経て、日本時間9月17日に一般公開される。
iOS 14は、ホーム画面が改良されウィジェットの配置、アプリを整理する「App Library」、ピクチャ・イン・ピクチャなどの機能が追加。Siri、マップ、メッセージ、CarPlayが改良されている。デフォルトアプリの変更も解禁され、メールおよびブラウザとしてサードパーティアプリが指定可能になった。
本記事ではiOS 14の新機能および変更点をまとめて紹介する。
iOS 14をサポートするiPhone/iPod
- iPhone 11、iPhone 11 Pro、iPhone 11 Pro Max
- iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR
- iPhone X、iPhone 8、iPhone 8 Plus
- iPhone 7、iPhone 7 Plus
- iPhone 6s、iPhone 6s Plus
- iPhone SE (第1世代)、iPhone SE (第2世代)
- iPod touch (第7世代)
特に注目するべき新しい機能をピックアップ
ウィジェット
Androidのように、iOSでもホーム画面にウィジェットが追加可能になった。カレンダー、バッテリー、天気、など純正アプリを始め、対応すればサードパーティのものも利用できる。アプリを開かずに、ホーム画面を見るだけで必要な情報が取得できる。
3種類のサイズが用意され、アプリと同じようにホーム画面上に配置できる。また使用頻度の高いウィジェットを最大10種類までまとめ、ユーザーの動向や時間帯で表示ウィジェットが切り替わる「スマート・スタック」もある。
スマート・スタックはユーザーの行動や時間帯に合わせて自動的に切り替わる
Appライブラリ
「Appライブラリ」は、iPhone上にインストールされているすべてのアプリをまとめる機能。アプリはカテゴリ別のフォルダに分類されるが、ユーザー側でフォルダ名を変更することはできない。
iPhone内にあるすべてのアプリをアルファベット/あいうえお順でリスト表示も追加。Androidのアプリドロワーに似た仕組みだ。
特定のホーム画面を非表示する機能も追加された。休日に仕事で使用するアプリを表示したくない場合、それらのアプリを集めたホーム画面を用意し、チェックボックスを外すことで表示されなくなる。
着信画面
従来は全画面を覆うようにフル表示されていた着信画面だが、iOS 14はバナー形式に変更。通常の着信、FaceTime、LINEやFacebookメッセンジャーなどサードパーティアプリの着信画面はすべてコンパクトになる。出たくない着信にはワンタップで拒否できる。
ピクチャ・イン・ピクチャ
OSとして再生中の動画のピクチャ・イン・ピクチャがサポートされた。他のアプリを起動した状態で、動画を画面上の4隅に配置できる。左右にスワイプすることで動画は非表示にした状態で音声のみを流すこともできる。
サードパーティアプリで利用するには、アプリ側の対応が必要。YouTubeはピクチャ・イン・ピクチャへの対応を表明しているが、有料サービス「YouTube Premium」に登録したユーザー限定の機能になると見られている。
マップアプリ
マップには経路表示および飲食店情報などが追加されるが、リリース時点では国内で利用できない。
自転車用および電気自動車(EV)用の経路表示が追加される。自転車の経路は、標高を認識した上で上り坂でのワークアウトになるか、平坦な道でリラックスして走れるかを表示する。経路の途中に急勾配があったり、自転車を降りて階段を使う必要がある場合は、アラートで通知される。階段や混雑した道をまとめて回避するルートも選択できる。
電気自動車の経路表示は、車の現在の充電状況、標高などを考慮した上で、道の途中にある充電スポットを自動的に追加する。車に合った充電器の種類も表示される。
「ガイド」機能は、マップ内に組み込まれたガイドブック機能のようなもの。飲食やショッピング用の情報がマップ内から確認できる。気になるガイドを保存すると、新しい場所が追加された時に自動でアップデートされ、常に最新情報が確認できる。
Siri
Siriは、デザインがコンパクトになった。起動した画面が表示された状態で起動し、実行内容も通知のように表示される。ただしSiriが起動中、画面は操作できない。
Siriを使用したオーディオメッセージの送信も可能になった。またウェブにある情報を引き出し、幅広い質問に答える機能もサポートしたが、日本語は非対応。
翻訳アプリ
日本語を含む、11カ国の言語で翻訳できる「翻訳」アプリが追加。オフラインでも動作する。
よく向きにすると起動する「会話モード」では、簡単な会話ができるように設計。中央のマイクボタンをタップすれば利用できる。
頻繁に使用するフレーズを保管する「よく使う項目」、相手に翻訳された文章を見せるときに役立つ「アテンションモード」なども用意されている。
Safari
iOS 14のSafariには、翻訳機能が追加。翻訳をサポートする言語のページが表示されている場合、タップで言語が切り替わる。
Appleによると、SafariのJavascriptパフォーマンスは、AndroidのChromeよりも2倍以上高速だという。
Safariは、プライバシー機能も強化されている。表示しているウェブサイトに使用されているトラッキングコードの確認、パスワードの監視が追加された。
AirPods
iOS 14は、AirPods Proが劇的に進化する「空間オーディオ」機能がサポートされる。
空間オーディオとは、頭部の動きを検知するセンサーを使用したダイナミックなヘッドトラッキングにより、左右の耳に届く周波数を微調整する機能。あらゆる空間をサウンドで満たし、臨場感あふれるリスニング体験が実現するという。
視聴するコンテンツは5.1ch、7.1ch、Dolby Atmosに対応している必要があり、利用にはiOS 14をサポートするiPhoneが必要。ただしiPhone 6sおよびiPhone SE(第1世代)はサポート対象外となっている。
またAirPodsのバッテリー残量不足を知らせる通知機能、使用するデバイスに自動的に切り替わる「Automatic Switching」機能も追加される。
App Clip
App Clipは、アプリの一部をコンパクトにしたもの。NFCまはたQRコードを使用し、アプリの一部機能をユーザーが手軽に利用できる。
メッセージ
海外では主要のコミュニケーションツールとして利用されているメッセージアプリは、iOS 14で使い勝手が向上する。
チャットのピン留め機能が追加され、よく利用するチャットを最大9件、上部に固定表示できる。相手の名前を入力することで、複数人でのやり取りの中で、特定の人を名指しできるようになった。インクライン返信機能も追加される。
新しいミー文字のスタイルやステッカーも用意される。
プライバシー
以前から力を入れているプライバシー機能も、iOS 14ではさらに強化されている。App Storeでは、アプリのプライバシーに関する方針をより良く理解するための情報開示が義務付けられる。
「Appleでサインイン」が強化され、既存のログインアカウントを「Appleでサインイン」に切り替えることが可能になる。
現在位置を必要とするアプリやサービスに対しても、正確な位置ではなく「おおよその現在位置」を提供することが可能に。地域向けニュースや天気などのアプリを使用する際に重宝するだろう。
iOS 14にアップデート後、最も驚く可能性が高いのは、録音と録画のインジケータ。アプリがiPhoneのマイクまたはカメラを使用している場合、画面右上に表示が出現する。アプリがクリップボードの情報を取得している場合も、ユーザーに通知する仕組みが用意されている。
その他
HomeKit対応アクセサリを管理・操作するホームアプリは、オートメーションの提案をしてくれるようになり、状況を確認できるアイコンボタンが追加される。照明は、一日を通じて変化する「適応型照明」が用意され、監視カメラ製品には滑動ゾーンおよび顔認識機能が追加された。
対応する車種が必要だが、車のキーをiPhoneで代用する「CarKey」が用意されている。車のキーはWalletアプリに追加され、友人や家族との共有も可能。予備電力機能もあり、iPhoneのバッテリーが切れた後でも最大5時間は動作する。
カメラアプリは、最初の撮影までの時間を短縮し、撮影と撮影の間のパフォーマンスも高速化。新しい露出補正コントロールでは、露出の値を固定しながらカメラのピントを個別にロックできるようになった。
メールとブラウザは、デフォルトアプリをサードパーティアプリが指定可能になる。ボイスメモは録音した音の質をワンタップで改善する機能、リマインダーはすばやく入力できる機能と賢い提案機能、写真は新しい整理方法が追加される。
β版ずっと使ってるけど写真はランダムだしミュージックは現在聴いてるやつが表示されないし詰めが甘い感じ。
ウィジェット対応するアプリも増えるでしょうし、新たなものも出てくるんでしょうね!!楽しみです!!
ゴリさんもAndroidのときに活用していたようですが、個人的にはカレンダーや天気予報が視覚的にパッと分かるものにしたいので。
実用性はあるんですけど、結構CarPlayとかで使っているとトンチンカンなこと言ってきたりするので、やや信用できないんですよね。。。まだ心配というか。。。
ワクワクしますねー!!!
全然良いですよ、意外とPixel 4とか持ってたりしますよwww 昔はiPhoneとAndroidの二刀流でした!日本にAndroid上陸した頃から使ってましたが、Nexus 6あたりで挫折した気がします、確かw
ゴリミーさんがAndroidを使っている光景が想像できないです!失礼に感じたらすみません?いつかAndroidスマホに対する回想録を読んでみたいです。
僕はiOSの長押し型ウィジェットを全く使わなかったのですが、あったら使うのかな??個人的にはカレンダーアプリのウィジェットは、Androidを使っていた頃は結構活用していたので、iOS 14で使うかもしれないなぁと妄想しています(ヽ´ω`)
Android使ってる人なら分かると思うんですけど、結局ウィジェットって使わないんですよね。意味ないというか。
そんなウィジェットでしが、iOSはかなりの後発なのでAppleらしい工夫に期待!
ウィジェットはAndroid使ってたときに便利だなと思って使ってました!
楽しみです!
マップアプリを久しぶりに使ってみてずいぶん改良されていることが分かって驚いた。まだGoogleマップやYahooカーナビに及ばないところはあるけれどかなり実用的になっている