地味に便利になった「iOS 11」の新機能・変更点まとめ
「iOS 11」にアップデートすればすぐに気が付くような新機能も盛り沢山あれば、使っているうちに「あ!こんな機能もあるんだ!」と気づく地味な機能もある。
目に見えて変わった機能よりも、意外にも日頃のちょっとした不満を解消してくれる改良点の方が便利だったりする。本記事では地味に便利になった「iOS 11」の新機能・変更点をまとめたので、参考にどうぞ!
AirPodsのタップ操作が変更可能に
「iOS 10」では「AirPods」単体で音楽の操作はできない。再生・停止またはSiriの起動しかできず、実に不便だった。Apple Watchで操作すればいいじゃん、という人もいるが、みんながみんなApple Watchを持っているわけではない。
「iOS 11」からはついにAirPod単体のダブルタップで操作できる機能が追加された。それも、片耳ずつ別々に設定できる!
新たに追加されたのは「次のトラック」「前のトラック」。タップの回数で操作できる内容を増やしたい、なんてワガママを言うのではない!これが追加されただけ大きな進歩なんだ!
ちなみに僕は片方を再生・一時停止、もう片方を次のトラックに設定した。
ミニプレイヤーがロック画面に固定表示されない仕様に
音楽再生中、ロック画面にミニプレイヤーが固定表示され、通知が表示できる領域に限りがあったが、「iOS 11」からはミニプレイヤーもスクロールするようになった。
操作したい時は、1番上までスクロールまたはステータスバーのタップで1番上までスクロールするので、問題なし!
カメラでQRコードが読み取り可能に
各アプリが個別にQRコード読み取り機能を実装する中、Appleは「iOS 11」のカメラアプリの中にQRコードリーダーを組み込んでしまった。凄い!
「カメラ」アプリを起動し、QRコードをかざすと読み取った内容が通知バナーとして表示される仕組み。一度通知を消すと再度かざしても読み取ってくれない模様。一度アプリを終了してから起動するとまた読み取ってくれるはず。
どのアプリでも位置情報設定で「このAppの使用中のみ許可」が選択可能に
下記はUberアプリの例だが、アプリを使用中の時限定で位置情報の使用をアプリに許可したい場合は「このAppの使用中のみ許可」を選択しましょう。今までは一部のアプリにしか提供されていなかったが、「iOS 11」からはすべてのアプリで選択できる。
「Live Photo」のエフェクトを撮影後、変更可能に
「Live Photo」は「iOS 11」で大幅にパワーアップ。新たに「ループ」「バウンス」「長時間露光」という3種類のエフェクトが追加され、一眼レフカメラと三脚がなければ撮影できなかったような写真をiPhone1つで再現可能に。
撮影後にフレームの編集も可能になった。
ストレージの最適化機能、削除機能が用意
「iOS 11」ではiPhoneのストレージ容量を節約する方法を提案してくれる機能が用意されている。
常にストレージ不足に見舞われている人はここで表示されるアドバイスに従えばストレージ不足が解消されるかも?
複数のアプリをまとめて移動することが可能に
一度に複数のアプリを移動することもここ最近あまりないが、「iOS 11」では複数のアプリを重ねるようにして一度に移動することができる。その様子を下記GIFにまとめた。
片手でやるよりも両手でやったほうが断然操作しやすい。撮影の都合上片手でやったが、「スーパーマリオラン」がなかなか言うことを聞いてくれなくて大変だった。
3D Touchによるアプリの切り替えが無効化
画面の左端を強く押すことによってマルチタスク画面を表示することができ、アプリを切り替えることができたあの便利機能が廃止された。僕はこの機能のハードユーザーだったので残念だ。ホームボタンのダブルクリックに戻るしかないようだ。
テンキーや日本語キーボードのデザインが新しく
ロック画面、ダイヤル画面、電卓などのナンバーパッドのデザインが変わった。特に電卓のデザイン変更は大きい。
既に『「iOS 11」の注目するべき新機能・変更点まとめ【iPhone編】』でも紹介しているが、日本語入力キーパッドも各ボタンが独立したデザインに変更されている。
リンクを2本指タップで新規タブで開くことが可能に
Safariでは、リンクを2本指でタップすると新規タプで開くように!地味に便利とはまさにこれのこと!
スクロール途中に見かけた他に読みたいリンクは2本指タップで別タブに開いておき、読み終わったら次のタブに移動すればいいのだ。便利!
GIFが写真アプリで閲覧可能に
「写真」アプリでGIFアニメ専用のフォルダ「アニメーション」が追加された。海外では特にGIFをスタンプのように使用することが盛んなため、国内はさておき、海外では重宝されるに違いない。
このように、フォルダ内で再生される。
なお、この「アニメーション」フォルダはGIF形式であるかどうかで自動的に判断する仕組み。GIFアニメではないGIF形式の画像もフォルダ内に入れられてしまうので注意が必要だ。
「メモ」アプリでドキュメントスキャナー機能が追加
もうこれでドキュメントスキャナーアプリは不要になるかもしれない。なんと「メモ」アプリ内に「書類をスキャン」という機能が追加され、カメラで書類を認識し、デジタルスキャンしてくれる。
精度は環境によってまちまちではるが、撮影後に自分で微調整することも可能なので、特に問題はない。「メモ」アプリを活用している人にとっては便利な新機能だ。
まだまだある「iOS 11」の便利機能・新機能・変更点
他にも『「iOS 11」の注目するべき新機能・変更点まとめ【iPhone編】』『「iOS 11」の注目するべき新機能・変更点まとめ【iPad編】』『細かすぎて見落としそうな「iOS 11」の新機能・変更点まとめ』など沢山あるので、併せてどうぞ!
もっともっと細かい情報が欲しい人は、過去に紹介した細かすぎる新機能や変更点のまとめもどうぞ!