「iOS 8.1.1」の動作する「iPhone 4s」と「iPad 2」は少しだけ早くなったらしい!少しだけ、ね!
先日、「iOS 8.1.1」が正式リリースされた。新機能はなく、「iPad 2」と「iPhone 4s」の安定性が向上し、パフォーマンスが改善されているという内容だった。
いずれもしくは両方のデバイスを持っている人にとっては朗報だったはずだが、正式リリース前に配信されていたベータ版ではパフォーマンスの改善は見られなかった。
正式リリースされた今、結果的にパフォーマンスはどうなのか。Ars Technicaが「iOS 8.1.1」の動作する「iPhone 4s」と「iPad 2」は「iOS 8.1」動作時と比べてパフォーマンスが改善されたのかをテストしていたので、紹介する!
Safariは多少高速化、動作のもたつきは改善されず
結論として、「iOS 8.1」と「iOS 8.1.1」はほとんど差が見られなかったようだ。唯一、Safariにおける立ち上げ速度やブラウジングそのものを比較するとSafariの方が早くなっていることが明らかになっているが、それ以外のアプリや機能では改善がほとんど見られなかった。
【img via Ars Technica】
性能改善を数値化することはできなかったようだが、大量のメモリを使用するタブをSafariで複数開き、マルチタスク機能を利用して別のアプリに行ったり来たりするときに発生する動作のタイムラグは「iOS 8.1.1」で多少改善されていると報告されている。
「iOS 8.1.1」でパフォーマンスが改善されたことを期待していた人としては残念な結果だったかもしれない。ただ、「iPhone 4s」は発表されてから既に3年半も経っている。最新のソフトウェアを3年半も前のハードウェアで快適に動作させるには限界がある。
より快適にiPhoneを使いたいという「iPhone 4s」ユーザーは「iPhone 6」や「iPhone 6 Plus」に、「iPad 2」ユーザーは「iPad Air 2」やiPad miniへ機種変してみてはいかがだろうか。
Ars Technicaに詳細の調査内容が公開されているので、読みたい人は以下からどうぞ!
(via MacRumors)