Felica非搭載端末でもFelicaを利用可能にする「スマート・サウンド・タッチ」(SST)

Felicaの終わりも近い?NFCについて調べてみたにも書いたとおり、最近の話題はFelicaそっちのけでNFCばかり。ドコモも黙っているワケもなく、FelicaからNFCへの移行方法についてMWC2011で明言している。それとはまた別に、BUGが違う観点からFelicaを利用可能にする技術を発表した。

SSTは、FeliCaを使わずにタッチ操作によるサイト誘導などのマーケティングを可能にする技術。具体的には、あらかじめスマートフォンに専用のアプリを導入して起動しておき、SST対応のリーダーにタッチする。すると、SST対応リーダーは各種パラメーターを含んだ情報を音声に乗せて通知する。スマートフォンの専用アプリは、この音声を検知してパラメーター情報を読み出す。そして、情報として埋めこまれていた接続先URLにアクセスするといった機能を実現する。

(via WirelessWIre News

今後発売されるであろうAndroid端末は必ずしもドコモが提案したように国内のFelicaを意識した設計になっていないことも大いに考えられる。よって、これまで発表された端末や海外から取り寄せた端末でも、スマート・サウンド・タッチさえ利用すれば国内のFelicaに対応出来る、という非常に便利なサービスである。スマート・サウンド・タッチ対応受信機は今年の4月から提供開始予定だそうだ。

対応するスマートフォンは、Androidであれば2.1以上、iPhoneであればiOS 3.1以上を搭載した端末となっているので、現状使われているFelica非対応のスマートフォンでも利用出来るようになる。

気になるのは、そもそも近距離無線ではなく音声を使用しているのでタッチの必要はないのではないだろうか、ということ。ただ、アプリを起動していれば端末側は受信出来る設計になっているので、タッチしなければならないぐらい近い距離でしか聞き取れないような音声にしておくことは十分に考えられる。

サービス側としては決済のアプリにBUGの提供するアプリを何かしらの形で導入する必要があり、店舗側はBUGの提供するリーダーを設置する必要があることを考えると、今後NFC対応端末が増えてくるのもあって国内の主要サービスであるEdyやSuica等は同技術を可能性は著しく低い。また、音声解析とかしたらすぐ悪用されてしまいそうなイメージもあるので、セキュリティ対策がどうなっているかも気になるところである。今後のSSTの展開はどうなるのだろうか。

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