4機種目のiPhoneはみんなが期待する「iPhone SE2」ではなさそう
「Xcode 10」の中から4機種目のiPhoneが発見され、これが「iPhone SE2」ではないかという噂が再燃している。
とは言え、「iPhone SE2」の計画はすでに廃止されたと伝えられていることから、あまり現実的とは言い難い。デベロッパーSteve Troughton-Smith氏によると、iPhone 7の後継モデルである可能性は高いとしつつも、「iPhone X」のようなベゼルレス・デザインを採用したiPhoneではないと指摘している。
廉価版iPhone 7、「iPhone 6s」を置き換える存在か
そもそもGuilherme Rambo氏が公開していた4種類のiPhoneのうち、機種ID「iPhone 9,7」はiPhone 7の後継機種を指していると考えられる。以下がここ数年間で発売されたiPhoneの機種IDである:
端末名 | 機種ID |
---|---|
iPhone 5 | iPhone6,1 |
iPhone 5s | iPhone6,2 |
iPhone SE | iPhone8,4 |
iPhone 6 | iPhone7,2 |
iPhone 6 Plus | iPhone7,1 |
iPhone 6s | iPhone8,1 |
iPhone 6s Plus | iPhone8,2 |
iPhone 7 | iPhone9,1 iPhone9,3 |
iPhone 7 Plus | iPhone9,2 iPhone9,4 |
iPhone 8 | iPhone10,1 iPhone10,4 |
iPhone 8 Plus | iPhone10,2 iPhone10,5 |
iPhone X | iPhone10,3 iPhone10,6 |
こうして見てみると、「iPhone 9,7」という機種IDは「iPhone SE」の後継機種であることは考えづらく、iPhone 7の後継機種ということは納得だ。実際、Rambo氏もiPhone 7の後継機種であると指摘している。
では、なぜ「iPhone SE2」ではないと言い切れるのか。それは、機種ID「iPhone 9,7」(コードネーム:T500)を持つiPhoneはiPhone 7とCPUが同じだけではなく、画面解像度やRAMも一致しているから。
(This model isn't going to have an iPhone X-style design, from the references in Xcode; it's likely either a '7c' or just a cheaper-to-manufacture variant of the 7)
— Steve Troughton-Smith (@stroughtonsmith) August 22, 2018
よって「iPhone SE2」である可能性は低く、Steve Troughton-Smith氏は「iPhone 7c」とも言えるiPhone 7の廉価モデルとして登場し、「iPhone 6s」を置き換える存在になるのではないかと予想している。