iPhone 16の噂まとめ。2024年の新型モデルはこんな機種になりそう

日本時間9月10日（火）にAppleのスペシャルイベント「It’s Glowtime」が開催される。9月のApple新製品といえば、新型iPhone。今年は「iPhone 16」シリーズになりそうだ。

最近のiPhoneは壊れず、機能も十分。昔のように毎年買い換えなくても不満に感じない人も多いだろう。何を言われなくても毎年買い換えるコアなAppleファンを除き、一般的には「今使っているiPhoneが古くなってきたから買い換える」という人が多いだろう。

今年のiPhoneはどのような新機能や特徴を持つか。本記事では、現時点で報じられているiPhone 16シリーズの噂をまとめた。参考にしてもらいたい。

発表・発売・価格の噂

iPhone 16の発表・発売はいつになりそう？

日本時間9月10日（火）のイベントで、iPhone 16シリーズはほぼ確実に発表されるだろう。例年どおりのスケジュールであれば、9月13日（金）に予約開始、9月20日（金）に発売されるはずだ。

価格は？

現時点で情報はないが、昨今の情勢を踏まえると、値上げされる可能性は十分にある。

iPhone 16の外観の噂

昨年と同じ4機種構成だけどProはサイズが大きくなるかも

iPhone 16シリーズは、昨年と同じ以下の4機種構成になるだろう。

• iPhone 16
• iPhone 16 Plus
• iPhone 16 Pro
• iPhone 16 Pro Max

名称こそ同じだが、iPhone 16 Proは6.1インチから6.3インチに、iPhone 16 Pro Maxは6.7インチから6.9インチに大型化すると噂されている。

昨年は同じサイズの機種が2つずつあったが、今年は全モデルの画面サイズが異なる。

• iPhone 16：6.1インチ
• iPhone 16 Pro：6.3インチ
• iPhone 16 Plus：6.7インチ
• iPhone 16 Pro Max：6.9インチ

これが今年のカラバリ

これまでの情報によると、iPhone 16とiPhone 16 Plusの新色は、ホワイト、ブラック、ブルー、グリーン、ピンクの5色展開。

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— Sonny Dickson (@SonnyDickson) July 31, 2024

iPhone 16 ProとiPhone 16 Pro Maxは、ホワイトチタン、ナチュラルチタン、ブラックチタンもう1色が加わり、4色が用意されるとの噂だ。

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— Sonny Dickson (@SonnyDickson) August 16, 2024

iPhone 15 Proシリーズ4色展開だった。残り1色は、「ブロンズ」または「ローズ」が登場するとの噂がある。この新色は、2018年のiPhone XS以降途絶えていたゴールド系のカラーの復活として注目されている。

ボタンが増えます。アクションボタンとキャプチャーボタン

昔はiPhoneのデザインが数年おきに変わっていたが、昨今のiPhoneはほとんど変化なし。その代わり、新しいボタンが追加されるとの噂だ。

昨年iPhone 15 Pro限定だったアクションボタンは全機種に搭載されるとの噂だ。さらに新しいボタンとして、撮影専用「キャプチャーボタン」が追加されるとの情報がある。

アクションボタンはユーザー自身が好みの機能を指定できるが、キャプチャーボタンは半押しや全押し、スワイプ操作など写真・動画撮影に特化したボタンと見られる。

キャプチャーボタンのCADデータ（91mobiles.comより）

iPhone 16とiPhone 16 Plusのカメラ、2つのレンズが縦に並びます

4機種のレンズ構成は変わらないが、iPhone 16とiPhone 16 Plusはレンズが斜めから縦に並ぶ。

iPhone 16 CAD pic.twitter.com/EWpt53aCZ4

— Majin Bu (@MajinBuOfficial) March 5, 2024

iPhone 16 Schematic pic.twitter.com/FPhEb27Lhh

— Majin Bu (@MajinBuOfficial) February 4, 2024

従来の斜めではなく縦にレンズを配置することでVision Pro向けの空間ビデオ撮影が撮影しやすくなる狙いがあると見られている。

iPhone 16のスペックの噂

バッテリー、増えるかも（電池持ちは分からん）

iPhone 16 Proのバッテリー容量が、前モデルから303mAh増の3,577mAhに大幅アップするとの情報がある。前モデルから約9％増に相当し、iPhone史上過去最大の向上となる。iPhone 16 Pro Maxも254mAh増（約5.7％増）の4,676mAhとなる見通しだ。

一方で、iPhone 16 Plusのバッテリー容量は、昨年より減らされる恐れがある。リーカー情報によると、iPhone 15 Plusは4,383mAhだが、「iPhone 16 Plus」は4,006mAhとなるという。

Based on the information I managed to obtain, the new iPhone 16 will have a 3561 mAh battery, while the 16 plus should have a 4006 mAh battery and the 16 Pro Max, should be equipped with a 4676 mAh battery that is no longer L-shaped due to the redesign of the internal structure… pic.twitter.com/T7VuhQ6Brs

— Majin Bu (@MajinBuOfficial) February 7, 2024

一般的にバッテリー容量と電池持ちは比例するが、内部性能の効率化などにより、1割近く容量を減らした上で同等の電池持ちを実現している可能性もあるだろう。

カメラは毎年進化する。今年の進化ポイント、まとめました

iPhoneのカメラは毎年、必ず進化する。今年の進化ポイントは下記のとおり。

• iPhone 16の進化ポイント
  • iPhone 16とiPhone 16 Plusのメインカメラは変更なし。iPhone 15と同じ48メガピクセルセンサーとf/1.6絞りを採用。
  • iPhone 16とiPhone 16 Plusの超広角カメラは、f/2.4絞りからf/2.2絞りに変更され、低照度性能が向上。
  • iPhone 16とiPhone 16 Plusは、初めてマクロ撮影に対応する可能性あり。
• iPhone 16 Proの進化ポイント
  • iPhone 16 ProとiPhone 16 Pro Maxは、引き続き4,800万画素メインカメラ（f/1.78絞り）を搭載。
  • iPhone 16 Proは、iPhone 15 Pro Maxの5倍テトラプリズム望遠カメラを搭載。 現在の3倍望遠カメラを置き換える。
  • iPhone 16 ProとiPhone 16 Pro Maxは、4,800万画素センサーを搭載した新しい超広角カメラを搭載する。メインカメラと同じピクセルビニング機能を備え、f/2.4からf/2.2へと絞りが変更され、低照度性能が大幅に向上し、4,800万画素のProRAW撮影にも対応する。
  • iPhone 16 ProとiPhone 16 Pro Maxは、Dolby Vision対応の3Kビデオが120fpsで撮影可能に。
  • iPhone 16 ProとiPhone 16 Pro Maxは4K/120fpsの撮影に対応。ProResもサポート。QuickTakeも4Kにアップグレード。
• iPhone 16シリーズ共通仕様
  • 「キャプチャーボタン」が搭載される。ユーザーは、サードパーティ製アプリを含むどのカメラアプリをボタンで開くかを選択できる。
  • キャプチャーボタンは、開発者APIに関連付けられた感圧式の半押しに対応。例えば、完全にボタンを押して写真を撮る前に、露出とフォーカスをロックすることができる。
  • ボタンは静電容量式。沿ってスライドさせることでも、さまざまなアクションを実行できる。このジェスチャーも開発者APIに対応する。

Wi-Fiが進化するかも（Wi-Fi 7対応の噂）

iPhone 16 ProおよびiPhone 16 Pro Maxは、Wi-Fi 7に対応するとの噂が浮上している。実現すれば、Wi-Fi 6Eの4倍となる40Gbps超えの超高速通信、低遅延、そして安定した接続が可能になる。

ただしWi-Fi 7対応ルーターがなければ、基本的に恩恵は受けられないはず。ただポテンシャルがあることは、良いことだね！

チップはA18シリーズ、メモリは8GB以上が共通仕様

iPhone 16シリーズは、全モデルが同じA18チップを搭載すると見られている。ただし、Appleは標準モデルとProモデルでチップの名称をA18とA18 Proのように区別し、GPUコア数などを調整して差別化する可能性もあるだろう。

メモリは8GBが標準仕様になり、ニューラルエンジンは大幅に進化するとの噂だ。iPhone 16シリーズのセールストークにApple Intelligenceを重要視しているとの情報もあることから、Apple Intelligenceが快適に動作することを想定したスペックになっていると考えられる。

iPhone 16 Pro、256GBスタート？

iPhone 15 ProとiPhone 15 Pro Maxは128GBモデルが最小構成だったが、iPhone 16 ProとiPhone 16 Pro Maxは256GBからになる可能性がある。ただし価格も同時に引き上げられる恐れがあるだろう。

iPhone 16 Pro、すぐ熱くならん？あれ解決するかも

The Informationの情報によると、iPhone 16シリーズの筐体内部には大型のグラファイトシートが内蔵されるという。

Apple Intelligence用？マイク性能が上がるという噂

Apple情報に詳しいアナリストMing-Chi Kuo氏によると、搭載されるマイクは耐水性能が向上し、信号雑音比（SNR、S/N比）が劇的に進化するという。

Siriの機能が劇的に改善されるとの噂だ。

よく分からない噂

Face IDが進化するかも？

Face IDに何らかの変更が加えられる可能性が指摘されているが、詳細は不明。何も変わらないかも。

40W有線＆20W MagSafe充電に対応？

iPhone 16 ProとiPhone 16 Pro Maxは、40Wの有線急速充電と20WのMagSafe充電に対応するとの噂も出ているが、MagSafeの仕様が変わることを示唆する情報は他に報じられていない。

iPhone 16の噂まとめ：で……どう？惹かれる？

iPhone 16シリーズの噂をまとめると、以下のとおり。

• iPhone 16 Proモデルは画面サイズが大型化
• カメラデザインが刷新され、新ボタン「キャプチャーボタン」を搭載
• 処理能力と通信速度が向上、AI機能も強化
• バッテリー寿命が向上？
• 価格が値上げされる可能性も…

Appleとしては、AI機能「Apple Intelligence」をアピールしていきたい狙いがあると考えられるが、iPhone 16発売時点では利用できない上に、米国からの先行スタート。米国以外の国は置いてきぼりで、いつ利用できるかも不明だ。

昨年はUSB-C化というビッグニュースがあり、少なくともテック界隈では一定の盛り上がりを見せた。今年は厳しそうな雰囲気がある。

とはいえ、これらはあくまでも噂。すべての情報がダダ漏れということはないだろう。日本時間9月10日の発表に大きなサプライズがあることを期待して、当日の発表を待ちましょう！