「iPhone 8 Plus」の方が「iPhone X」よりも優れている可能性

Iphone8plus in the air

2017年のiPhoneで最も注目されているモデルは、言うまでもなく「iPhone X」だ。

そのこともあり、「iPhone 8」よりも「iPhone 7」の方が断然売れているらしいが、だからと言って「iPhone 8 / 8 Plus」が失敗作かというと、断じて、ない。

むしろ、iPhone 8 Plus」に至っては「iPhone X」よりも優れているのでは、と問いかけるのはThe VergeのSam Byfordさん。今現在「iPhone 8 Plus」を使っている身として、納得できる理由がいくつか取り上げられていたので、紹介する!

5.8インチのディスプレイだが、配置は4.7インチと同じ

最大の理由として挙げているのはディスプレイ

以前も紹介したが、「iPhone X」のディスプレイサイズは5.8インチ、「iPhone 8 Plus」のディスプレイサイズは5.5インチであることから、「iPhone X」の方が「画面が大きい」と認識しがちではあるが、画面エリアは「iPhone 8 Plus」の方が大きい

以下にディスプレイに関する情報を比較した表を載せておく。

iPhone X iPhone 8 iPhone 8 Plus
アスペクト比 2.17:1 16:9 16:9
ディスプレイサイズ 5.85インチ 4.7インチ 5.5インチ
解像度 1125 x 2436 ピクセル 750 x 1334 ピクセル 1080 x 1920 ピクセル
実質解像度 375 x 812 ポイント
(@3x)
375 x 667 ポイント
(@2x)
414 x 736 ポイント
(@3x)
画面エリア 296,724 ポイント 250,125 ポイント 304,704 ポイント
比率 82% 65.7% 68.2%
ピクセル密度 458 ppi 326 ppi 401 ppi

解像度もディスプレイ技術も「iPhone X」の方が優れ、ホームボタンが廃止されたことによりディスプレイ対ボディ比率は82%と非常に高い。

ただ、実際目にする画面の解像度(理論上のピクセル数)を比べてみると、「iPhone X」と「iPhone 8」はポートレートモード(縦向き)にした時の横幅は375ポイントであるのに対し、「iPhone 8 Plus」は414ポイント。

Iphone x display overlay 2

「iPhone X」の画面を目にした時に、「iPhone 8 Plus」に慣れている人からするとアプリ同士の間隔が狭く感じるかもしれない。

縦幅に関しても、「iPhone X」が「iPhone 8 Plus」を76ポイント上回っているものの、画面上部の切り込みおよび画面下部のホームインジケータの部分があるため、実質差はない。

つまり、「iPhone X」のディスプレイは:

  • 画面の横幅は「iPhone 8」と同じ
  • 画面の縦幅は「iPhone 8 Plus」とほとんど同じ
  • ホーム画面におけるアプリ同士の間隔も「iPhone 8」と同じ

ということになる。

より高解像度の有機ELディスプレイを搭載するという大きなメリットがあるものの、5.5インチモデルから4.7インチモデルに乗り換えて「狭い」「窮屈」「使いづらい」と感じた経験がある僕としては、心配だ。

16:9の動画を2.17:1のディスプレイで見る違和感が心配

横幅は「iPhone 8」、縦幅は「iPhone 8 Plus」になることによって、もう1つ懸念点がある。

それは、動画の視聴。風呂で毎日動画を見ることを日課としている僕からすると、「iPhone 8 Plus」よりも横幅が狭くなることによって動画が見辛くなるのではないかと心配している。

「iPhone X」のアスペクト比は2.17:1だが、多くの動画は16:9を採用。左右に中途半端な余白が追加されるか、動画の一部を削って拡大表示するしかなくなりそうだ。

「Touch ID」がないことに馴染めるかどうか

「Face ID」は未来だ。指を触れなくても画面のロック解除が可能になるのは、間違いなく便利だろう。

想定通り動作するかどうかという懸念もあるかもしれないが、「Touch ID」よりも優れているからこそ完全に乗り換えを決断したと信じている。「Googleマップ」を取り下げてボロボロだったApple純正「マップ」アプリを代わりに発表し、袋叩きにされた二の舞いにならないと信じている。

Face ID iPhoneX

とは言え、「Face ID」に馴染めるかどうかは未知数だ。恐らく「Touch ID」と全く同じ使い方、とはならないだろう。

慣れてしまえばどうってことはないだろうが、慣れるということは多少なりとも使い方を変える必要がある、ということ。指紋認証、便利なんだよなあ。

今のデザインは時代遅れだけど、別に使いづらくはない

「iPhone 8 Plus」の方が「iPhone X」よりもデザインが優れている、と言うつもりもないし、原文にもそのようなことは書かれていない。他のAndroidスマートフォンを見ても「iPhone 8/8 Plus」のデザインは見劣りする部分もあが、実際の使いやすさに関しては気になるところだ。

例えば、僕はiPhoneを持つ時にホームボタンの左右にあるベゼル部分を握る癖がある。「iPhone X」になった途端、そこは画面だ。持ち方を変えなければならない。

「iPhone X」はシルバーとスペースグレイモデルという2択。前面がすべてディスプレイであることは格好良いに違いないが、これも「Touch ID」同様、持ち方を変えなければならない。

Iphone 8 color models

僕はスペースグレイまたはシルバーのいずれかを購入予定なのだが問題ないが、ゴールドモデルが用意されているのは「iPhone 8/8 Plus」のみ、という点も知っておくべきだろう。

ちなみに僕は「iPhone 8 Plus」のデザインは結構好きだ。昨年、ジェットブラックが登場してしまったので衝撃こそはなかったが、ガラス製バックパネルになり高級感が増し、ケース不要派には嬉しいグリップ力がアップしている。

コスパの良さと変わらない安心感という意味では優れているかも?

IPhone8 8Plus Review 07

「iPhone 8 Plus」の方が紛れもなく優れている、という点は価格だ。同じ256GBモデルでも、その価格差は24,840円もある。

iPhone X iPhone 8 Plus
64GB 121,824円 96,984円
256GB 140,184円 115,344円

※価格は税込

もちろん、”分割してしまえば誤差”と思える人もいるかもしれないが、たかが2.4万円、されど2.4万円だ

ではここで「iPhone X」と「iPhone 8 Plus」の機能を比較してみよう。

iPhone X iPhone 8 Plus
A11 Bionic
True Toneディスプレイ
4K/60fpsの動画撮影
ワイヤレス充電/高速充電
最先端カメラ
Face ID

「iPhone 8 Plus」はTrue Toneディスプレイにも対応し、ワイヤレス充電や高速充電も利用可能。動作しているチップも全く同じ「A11 Bionic」だ。

異なるのはインカメラでもポートレートモードが利用できると「Face ID」。ディスプレイの違いについては最初の項目で説明したとおり、画面の横幅は「iPhone 8」と同じだが、縦幅は「iPhone 8 Plus」と同じで、高解像度な有機ELディスプレイを採用。

「iPhone X」は「スマホの未来」として発表された。未来を掴み取るのはワクワクするが、同時に変化を受け入れる覚悟も必要かもしれない。

変わる勇気を取るか、変わらない安心感を取るか。答えは自分次第だ。

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