M4 Mac、最小構成でもメモリ16GBからになるかも？

今年の10月頃に発表されると噂のM4チップ搭載新型Macモデルは、最小構成でも搭載メモリ量が16GBになる可能性がある。

Appleに詳しいBloombergの名物記者Mark Gurman氏が今週公開したニュースレターでは、M4チップを搭載したMacが4種類開発中であると伝えていた。いずれのモデルも16GBまたは32GBのメモリを搭載していたという。

Macにおける8GBのRAMの妥当性については、2012年のRetina MacBook Pro発売以来、10年以上にわたって議論が続いてきた。AppleはM3 MacBook Proのメモリ8GBは「Windows PCの16GBに相当する」と主張していたが、数々の検証を通じて否定されてきた。また一部のユーザー、特にクリエイティブなプロフェッショナルからは、8GBでは現代のワークフローに不十分であり、16GBが「Pro」を名乗るマシンにとって最低限の基準であるべきだという声が上がっていた。

Appleが16GBを新しい標準とする背景には、Apple Intelligenceの下で導入される将来のAI機能への対応がある可能性も。AI処理にはより多くのメモリが必要となるため、16GBが新しい実用的な最小値と見なされたのかもしれない。

M4チップを搭載したMacは、開発者ログで発見されたもの。当然ながら8GBメモリを搭載したモデルが使われなかった可能性もあるが、事実だとすれば多くのクリエイターにとって朗報となるだろう。