M2 Mac mini、Mac Proをベンチマークスコアで上回る
あくまでも「CPU性能を計測するベンチマークテスト」であることを忘れてはいけない
M2チップを搭載したMac mini(2023)のベースモデル(599ドル)は、Intelチップを搭載したMac Pro(2019)のベースモデル(5,999ドル)よりGeekbenchベンチマークスコエアが優れていると話題になっている。Mac miniのシングルコア性能は90%、マルチコア性能は9%上回っている。
M2 Mac mini $599 vs Mac Pro $5999
Holy shit. pic.twitter.com/5n9StCHJvY
— GregsGadgets (@GregoryMcFadden) 2023年1月25日
Mac miniはユニファイドメモリや超高速SSDを搭載しており、作業内容次第ではMac Proを上回る性能を発揮するシーンもあるはずだ。しかし投稿されたGeekbenchスコアは、あくまでもCPU性能の計測結果。CPU、GPU、RAM、SSDの性能を総合的に必要とする作業では、必ずしもMac miniが有利になるとは言えない。
M2 Mac miniとMac Proで動画書き出し時間を検証するYouTuberが登場
動画クリエイターのmichael tobin氏が自身のYouTubeチャンネルで、M2 Mac miniのベースモデルをM1 MacBook ProのベースモデルとIntelチップ搭載のMac Proを比較する動画を公開。DaVinci Resolveの起動時間はMac ProやM1 MacBook Proと比べて速いが、6〜7分程度の映像作品をH.264やH.265での書き出し時間は、Mac Proが他を圧勝する結果となった。
「ベンチマークテストやシンプルなタイムラインの動画を書き出す検証は、毎日、複数の動画プロジェクトを同時並行で書き出す必要のある動画クリエイターやプロフェッショナルにとっては必ずしも正確な情報ではない」と説明。
M2 Mac miniのベンチマークスコアはMac Proを上回っているが、ベンチマークテストの結果は必ずしもパフォーマンスに直結しないことは念頭に置いてもらいたい。