【レビュー】AirPods、意外と良いかも?!感動はケースを開いた瞬間!音質は価格相応、付け心地はEarPods
「EarPods」との外観比較
「ケーブルがなくなったEarPods」と言っても過言ではないほど見た目がほぼ同じ「AirPods」だが、実際に完全に一致するのか気になったので並べてみた。
結論から言うと、「AirPods」の方が茎の部分がわずかに太く、わずかに長い。イヤピース部分に関しては全く同じデザインであるように見える。
つまり、「EarPods」の形状が合わなかった人は、「AirPods」も合わない可能性が高い。
「AirPods」の見た目も音質も意外と気にならない
「AirPods」の気になるポイントはその見た目。耳から茎が飛び出しているように見えるため、海外では電動歯ブラシのブラシにしか見えないと話題になっていた。
自分を鏡で見ても正面から撮ってもらった写真を見ても、正直、全く気にならない。 横から見ても個人的にはあまり違和感を感じない。
参考に「Earpods」を付けてみた。ケーブルがあるかないかの違いで「AirPods」と大して変わらないのでは、という印象。
ただし、付け心地については人を選ぶことは間違いない。「AirPods」の形状は僕の耳との相性がよく、今のところ抜け落ちそうになる経験はしていない。
激しい運動はまだ未経験だが、恐らく問題無さそうだ。後日検証動画をアップするのでお楽しみに。
使い勝手はまずまず、欠点あり!音質は価格相応で僕は満足
最後に肝心な「AirPods」の音質と欠点について。
僕の印象としては、「AirPods」の音質は価格相応。全体的にバランスが良く、低音も僕が満足できるほどには出ている。この記事を書きながら洋楽ポップスをBGMとして流しているのだが、とても心地良く音を楽しむことができている。
ただ、当然ながら音楽を本気で楽しむ人には当然向かない。低音重視の人にとっては物足りないだろう。僕は、「AirPods」のコンパクトさや携帯性、複数のデバイスをまたいで利用できる便利さという圧倒的な利便性を踏まえた上でこの音質が楽しめるのであれば十分であり、価格相応としている。
真剣に音楽を聴くために使用するワイヤレスイヤホンではない。音質を求めている人が買うべきイヤホンではない。それ以外のメリットを享受することができるのであれば、非常に魅力的な製品だと言えるだろう。
欠点は今のところ1つだけ。イヤホン単体で操作することができないということ。iPhoneまたはApple Watchで操作するしかなく、不便。
音量の調整など一切できない。Siriを使うことはできるが、音楽を操作するために言葉を発するなんてナンセンスだ。
……と思ったらこれはBluetoothの設定の中から設定を変更することが可能。「Siri」ではなく「再生/一時停止」もしくは「なし」に設定することができる模様。
Bluetoothの設定画面に再生/一時停止がありました pic.twitter.com/GbGQOUabbN
— NAKANY(なかにー) (@nakazu225) December 20, 2016
幸いにも「AirPods」を耳から外すと自動的に一時停止する機能が用意されている。ただし、片耳だけ外して耳に入れたままの片耳から音楽を流す、という使い方はできない。偶然片耳を口に挟んでいたら耳に入っていると認識してくれて再生してくれたことがあったが、今のところ再現できていない。
ただし、今のところ欠点らしい欠点はこれだけ。使ってみてすぐに使わなくなる予定だった「AirPods」だが、意外にもとても気に入っている。しばらくの間はこれを毎日使いながら過ごしてみたいと思う!
(撮影協力:factory)