【レビュー】AirPods Maxと共に旅行。欠点だらけだが嫌いになれん
1泊2日の旅行に持ち出してみた感想「嫌いだけど好きだけど嫌いなヘッドホン」
AirPods Maxを持ち出して、1泊2日で名古屋に行ってきた。
毎年この時期に名古屋には行っているものの、例年と違う。普段はストリートフォトを撮ったり、仲間とランチを食べたり、数少ない1人タイムをフルに満喫したいところだが、今回は物理的に家族から離れることで、ひたすら作業に没頭することを決意。AirPods Pro 2では長時間の着用で耳が痛くなることを懸念し、AirPods Maxを持ち出した。
AirPods Maxのやる気ゼロアップデートモデルが発表される前に初代モデルを振り返った記事では、「折り畳めない」「重くてかさばる」「保護力のないダサいケースが本当に最悪」「電源オフができない」「メッシュ部分が脆い」の5項目にわたって製品の欠点をまとめた。記事公開から3カ月経ったが、思いは変わらない。しかし、複数のAppleデバイス間で素早く切り替えられる利便性を求め、AirPods Maxを持ち出すことに決めた。
折り畳めず邪魔で無駄に重いことは、旅行用のヘッドホンとしては最悪だ。ケースは本当にダサすぎてバックパックから取り出すことも躊躇するほど恥ずかしい。電源オフもできないため、電池消費を抑えるためにダサケースを使わなければならない。メッシュ部分は旅行中に壊れなくて済んだだけ良かった。
改善するべき欠点が溢れているはずのAirPods Maxを、最新モデルで何も改良してこなかったことから、AppleはもはやAirPods Maxに対するやる気は皆無であると改めて確信した。これを使ってて「うん、しばらくこのままでも問題無いね」となるほうが難しい。もしくはそもそも使ってないか。
AirPods Maxに対して怒りが倍増するだけで旅行が終わると思っていたが、ヘッドホンとしては素晴らしい。AirPodsの魅力である瞬間ペアリング、瞬間デバイス切り替えは旅先でも重宝した。Macで作業中に掛かってきた電話にすぐに出られた時は「やっぱりApple製品、最高だぜぇ!」「ウオー!」となった。ならざるを得ない。ただし、デバイス切り替えの精度はAirPods Pro 2やAirPods 4と比べて遅かったように感じた。
音は癖がなく、動画編集からラジオ、音楽まで快適に楽しめた。9時から17時まで付けっぱなしで過ごしていたが、本体重量の割には頭や耳周りの痛みはなく、着け心地に不満はない。外音取り込みモードはAirPods Pro 2に引けを取らない精度で、カフェで料理が運ばれてきた際も難なくやり取りができた。
コワーキングスペース「sharebase.InC」にお世話になった
今回の旅行でAirPods Maxに対して新たに加わった不満は、Lightningポートを採用していること。さすがにUSB-Cポートのために買い換えるわけにはいかないため、USB-Cケーブルに挿すLightning変換プラグを購入する必要がある。現状はCIOのスパイラルケーブルにLightning用マグネットアダプタを取り付け、充電のストレスを最小限にしている。これはこれでパチッと充電できるため、便利だ。
AirPods Maxは寒い今の季節に耳当てとしても使えるため、今回の旅行に持ち出してよかった。音も良い。着け心地に不満はない。ノイズキャンセリングは素晴らしく、外音取り込みモードも精度が高い。
しかし、いかんせん折り畳めないのが邪魔だ。重い。ケースがダサすぎる。電源オフができないのが不便すぎる。そしてLightningケーブルを持たなくなった今、Lightning端子が不便過ぎる。
AirPods Maxはこれからも、「嫌いだけど好きだけど嫌いなヘッドホン」として、定期的に使い続けていくことになりそうだ。
(ありがとうございます、修正しました💦)
アイドルグループの5thシングルぽいwww
>充電ノストレス
歌のタイトルっぽいw