最近のバックパックに見られる、イマイチ理解できない傾向

Tortuga Outbreaker 35 liters 01

僕はバックパックを探すのが趣味で、特にクラウドファンディングに登場している新作をチェックするのが好き。

実際にジム用バッグ「Quiver X」北欧デザインのカメラバッグ「NYA-EVO FJORD 36/60-C」などはクラウドファンディング製品だった。今となってはセレクトショップなどにある「Aer Travel Pack 2」のメーカーAerも、元を言えばクラウドファンディングでスタートした製品だった。

そのような新製品を見ている中で、最近のバックパックに見られるイマイチ理解できない傾向があるので紹介する。

あることに不満は無いが、個人的には必要性を感じない

僕が機能としてアピールされていることに疑問を感じているのは、以下の3つ。

  • バッグの外側に配置されたUSBポートやイヤホンジャック
  • キャリーオンバッグの持ち手に固定するためのバンド
  • 横向きに持った時に「ブリーフケースモード」と言うこと

それぞれを解説する。

外向きのUSBポート

OnePack Backpack Review 12

バックパックの外側にUSBポートを用意するのはすごく流行っている。アクセスしやすいアピールが凄いのだが、僕はこの機能ほど存在意義が見出だせない機能はない。

分かるよ、分かる!予めUSB端子にモバイルバッテリーを接続すれば、必要な時にケーブルを外側のポートに挿すだけで使えるから便利。充電しながらバックパックを背負える。

メリットは分かるが、それはモバイルバッテリーを入れてジッパーをギリギリまで閉めて使うのではダメなのか?そして結局ケーブルを用意しなければならないことを考えると外にポートがあるのは本当に便利なのか?

僕はモバイルバッテリーとケーブルをセットにして入れてある。モバイルバッテリーを取り出すとケーブルが同じ袋の中に入っているので、この仕組みは常に不要なのだ。

これがあることによってカバンとしての防水性能が下がるので、無いほうがカバンの強度も上がり、余計なコストを掛けなくて済むので無い方が良いと思う。

キャリーオンバッグに固定するバンド

Quiver X Backpack Review 20

この機能は完全に否定するつもりはない。小さいバックパックで、別途ゴロゴロするスーツケースを持ち歩くという人にとっては必要な機能であり、便利な機能だと思っている。

僕が異論を唱えたいのは、海外で言う「ワン・バッグ・トラベル」と謳っている容量が30リットル以上のバックパックにこの機能を用意していること。

単にゴムバンドを1つ追加するだけなのでバックパックの重量に変わりもなければ邪魔にもならないのだが、「このバックパック1つで旅行できる」というテーマなのになぜ引っ掛けるためのパーツがあるのか、謎。

横向きに持って「ブリーフケースモード」

Aer Duffel Backpack

これは「Aer Travel Pack 2」のレビューにも書いたが、最近バックパック界隈ではサイドハンドルを用意して「ブリーフケースモード」と言いたがる風習がある。

これは本当に意味不明なので、バックパック業界は今すぐやめた方が良い。バックパックを横に持つだけでブリーフケースだなんて安易すぎて恥ずかしいし、そもそも大体のバックパックはブリーフケースのようにシャキッとした形にならず重力に負けてクタッとするのでダサイ・オブ・ザ・イヤーなので本当にやめて欲しい。

「横に取っ手がある」「横向きに持つこともできる」で良いのだ。何がブリーフケースモードだ、ちょっと小洒落た感演出するんじゃないよ!

バックパックは常に進化しているから楽しい

ここ数年のバックパックで最も特徴的な変化は、その開き方。クラムシェル型と呼ばれ、スーツケースのように左右または上下にガバっと開くタイプのバックパックが圧倒的に多い。

この仕組みによりバックパックの中身が見やすく、パッキングもしやすくなり、使い勝手が良い。僕が手元にあるバックパックは国内メーカーのものを除いてほとんどがそのタイプとなっている。

他にもダッフルバッグの開き方や観音開きのバックパックもあり、ポケット1つでも様々な工夫が凝らされている。

そういう意味では、今回指摘した3つの傾向もバックパックの進化の過程に生まれたものであり、決して悪いものではない。ただ、僕は存在意義を見出だせない、というだけの話。

ただ、僕が今メインで使っている「Tortuga Setout 35L」は外向きのUSBポートもキャリーオンバッグに固定するバンドもなく、横向きに持って「ブリーフケースモード」と言っていない。結局そういうところなのかなあ。

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