当メディアのリンクにはアフィリエイト広告が含まれています

Appleの幻のテレビプロジェクト、その全貌が明らかに

Jobs氏が「解決策を見つけた」と語った革新的デバイス、市場性の壁で頓挫

Li lin P5xn4DBeA3A unsplash

Appleの未発表テレビプロジェクトの全貌が明らかになった。Appleに詳しいBloombergの名物記者Mark Gurman氏の最新ニュースレターによると、10年以上前、iPadの成功後に新製品カテゴリーを探索していた同社は、革新的なテレビデバイスの開発を進めていたという。

革新的な構想

このデバイスは、従来のテレビの概念を覆す野心的な製品になるはずだった。大型ディスプレイをスタンドに設置してTVとして使用できるだけでなく、タッチスクリーン搭載のMacや巨大iPadとしても機能するマルチパーパスデバイスを目指していた。

開発から中止まで

開発チームは実物大のプロトタイプを製作し、独自のユーザーインターフェースを設計。Steve Jobsは「ついに解決策を見つけた」と語り、シームレスな連携と画期的なUIを持つ製品になると確信していた。

しかし、市場分析の結果、プロジェクトは中止された。低い利益率と長い買い替えサイクルという業界特性が、Appleのビジネスモデルと相容れなかったためだ。

現在の展開

この経験を活かし、2015年に新型Apple TVセットトップボックスを発表。Siriコントロール、タッチパッドリモコン、独自OS「tvOS」を搭載し、後に4K対応やFaceTime機能を追加した。

将来への示唆

現在、Appleはスマートホーム戦略の一環として、テレビセット開発の可能性を再検討している。しかし、テレビ市場のさらなるコモディティ化と低い収益性は、依然として大きな課題となっている。

もっと読む

12本の記事を表示する
特集
公開情報
執筆者g.O.R.i
コメント(0件)

コメントは承認後に表示されます。良識のあるコメントを心がけ、攻撃的な表現や他人が傷つく発言は避けましょう。なお、コメント投稿時に「利用規約」に同意したとみなします。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

「Appleニュース・噂 ・最新情報」新着記事
トレンド検索