Blackmagic Camera、「これが無料っておかしくない?」と話題に #GTTC23
もはやAppleも純正アプリの代わりに使っている
Blackmagic Designがテックメディア「ガジェタッチ」が開催したリアルイベント「Gadgetouch Tech Conference 2023 at iU」に出展。Davinci Resolveを中心としたアプリケーションやハードウェアの展示、Blackmagic Cameraアプリの説明などを行っていた。
Blackmagic Cameraをリリースした目的は、「デジタルフィルムカメラの撮影をもっと手軽にしたい」。iPhoneおよびiPadカメラアプリ。純正アプリではマニュアル操作できる項目が限られているのに対し、多くのパラメーターを手動で制御できる。LUTやフォーカスカラーに対応し、縦にiPhoneを持ちながら横向きの動画が撮影できる。ProResやApple Logでの収録に対応し、メタデータ入力、プロキシ生成機能、正確なタイムコード入力をサポートする。
アプリ自体が無償で利用できる点は大きな強みであり魅力だが、有料のクラウドストレージサービス「Davinci Cloud」と連携することで、面倒なファイル同期や複数デバイスでの編集作業などのハードルを大幅に下げてくれる。編集作業用としてDavinci Resolveがあり、撮影から編集まで、シームレスに連携する動画編集エコシステムが構築されている。
Blackmagic CameraはYouTuberからApple本社の広報活動まで、幅広く活用されている。
YouTuberとして活躍する大石結花さんは登壇した際に、iPhoneで撮影して動画編集を行っていると明かし、Blackmagic CameraとBlackmagic Cloudを活用していると告白。撮影した素材が自動的にアップロードされ、Macに向かうと素材が用意されているため、日々動画作成を行う上で役立っていると説明していた。
またジャーナリストの松村太郎さんは、来日していたAppleのリテール兼人事担当バイスプレジデントディアドラ・オブライアン氏に付き添って撮影したApple本社の関係者は、従来のようにSonyの一眼カメラではなくiPhone 15 ProとBlackmagic Cameraを使っていたという。
iPad用のBlackmagic Resolveアプリ
「~と明かし」だの「~と告白」だの、何だか悪いことしてるみたいっすねwww