Facebook、記事の閲覧時間をニュースフィードのアルゴリズムに反映することを発表
Facebookのニュースフィードはアルゴリズムの上に成り立っている。Facebookはこれを「Feed Quality Program」と名付け、僕らが読みたいと思える情報が表示されるように日々研究を重ねている。
本日、また新しい要素が加えることが明らかになった!今後、Facebookは記事の閲覧時間をニュースフィードのアルゴリズムに反映することを発表した!
いいね数やコメント数に依存せず、読了時間を計測へ
Facebookはニュースフィード上に投稿される記事のうち、いいね数やコメント数は少ないにも関わらずユーザーの興味関心が高いものもあることを発見。シリアスな時事ネタや知人の不幸がその一例だ。
このことを受け、2015年6月にはFacebookは投稿された記事をクリックするしない関係なくニュースフィード内における読了時間の計測をアルゴリズムに加えることを発表。2014年8月に追加された発表した「クリック狙い」の投稿を排除するためにユーザーがリンクをくクリックしてから戻ってくるまでの時間もあり、僕らのタイムラインに表示される記事の精度はここ数年で向上している。
今回はこのアルゴリズムがさらに進化し、ニュースフィード上に投稿されたFacebook内のモバイルブラウザーまたは「Instant Articles」の読了に掛かる時間を計測。計測するのはリンクをクリックして読み終わるまで。計測はページが完全に読み込まれてから開始されるため、ページの読み込み速度が遅いと不利になりそうだ。
閲覧時間が長い方が優先的に表示される場合、長い記事の方が有利に思われるかもしれないが、公平性を保つためにしきい値における閲覧時間も考慮すると発表している。
他にも多くの人は特定のメディアではなく複数のパブリッシャーから情報を入手したい傾向にあることから、ニュースフィード上に同じパブリッシャーの記事が連続して表示されないよう、調整することも明らかにしている。
Facebookページを運用している人にとって気になるのは今回のアルゴリズムアップデートによるリーチの変化。Facebook曰くほとんどのページは影響を受けないとしているが、アルゴリズムに手が加わることには変わりないため、注意しておいた方が良いかもしれない。
なお、特定のFacebookページからの投稿を見逃したくない場合は優先的に表示したい投稿内容を指定可能となっているので、活用するべし!