【レビュー】Zendure SuperTankーー100W出力/27,000mAhモバイルバッテリー、15インチMBPもフルスピード充電可
パススルー充電や低電力充電にも対応した、あらゆるデバイスの充電に対応したモバイルバッテリー
出先で作業することが多い日はMacを充電できるモバイルバッテリーを持ち歩いていたい。作業する場所によって電源が確保できるとは限らないからだ。
これまで僕は100W出力/27,000mAhのモバイルバッテリー「Hyperjuice」を持ち歩いていたが、先日、Kickstarterで支援していた「Zendure SuperTank(ゼンデュア・スーパータンク)」が手元に到着し、早速乗り換える決意をした。電池容量は同じ27,000mAhで100W出力が可能であるということは共通しているが、細かい使い勝手がよく、形状も持ち運びに優れ、とても気に入っている!
公式サイトでは8月出荷予定として予約注文を受け付けているので、15インチ型MacBook Proを充電できるような高出力モバイルバッテリーを探している人向けに「Zendure SuperTank」の魅力を紹介する!
Zendure SuperTankの特徴と魅力
目次
Zendure SuperTankのスペック・外観
「Zendure SuperTank」は2つのUSB-Cポートと2つのUSB-Aポート、合計4つのポートを搭載した電池容量27,000mAhのモバイルバッテリー。
サイズは約120mm x 71mm x 41mm。重さは約512g。スーツケースのような外観で小さく「Zendure」のロゴが描かれている以外はシンプル。

サイズと重さだけで考えれば決して「軽くてコンパクト」とは言い難いが、電池容量が27,000mAhもあり、最大100Wも出力できるポートが搭載されていることを考えると小さくまとまっていると言える。

本体には専用のキャリーケースが同梱されている。バッテリーそのものはスーツケースのハイエンドモデルなどで使用されているのと同じポリカーボネートとABS樹脂を採用され、頑丈さも魅力。

ポートは合計4つ。USB-Aポートは最大15W出力と最大18W出力のポートが搭載され、USB-Cポートは1つが最大100Wの入出力に対応し、もう1つは最大60Wの出力に対応したポートになっている。

4つのポートの最大合計出力は138W。4つのポートを同時に使用して充電することができ、2台のラップトップ、1台のタブレット、1台のスマートフォンという構成でも利用できる。

Zendure SuperTankの魅力1:電池残量が数値表示
「Zendure SuperTank」の気に入っている点は、電池残量がLED表示だということ。
正直なところ、46%だろうが74%だろうと充電したい時に充電することには変わりなく、厳密な電池残量が分かっていたとしてもこれと言った特別な行動は取らないことも分かっているが、やはり数字は安心する。
Zendure SuperTankの魅力2:持ちやすい&置きやすいサイズ感
片手で持っていても「巨大なモバイルバッテリーを持ってます」感が少ない点も個人的には気に入っている。

縦横が小さくなっている代わりに分厚いため、重さも相まってレンガを持っているような感覚になるが、このサイズ感はとても好み。

Zendure SuperTankの魅力3:高い出力
MacBook Proの15インチモデルを使っている以上、87W以上の出力があればフルスピードで充電できるため、助かる。
「Zendure SuperTank」は100Wの出力に対応しているため、15インチモデルでも余裕。その状態でiPhoneを2台充電しても余裕。

念のため、15インチ型MacBook Pro(2019)を「Zendure SuperTank」に接続した状態で出力を確認したところ、約84Wの出力を確認。何かと仕様が分かりづらいUSB-Cだが、同梱されているUSB-Cケーブルは100W出力に対応していて安心。

Zendure SuperTankの魅力4:パススルー充電や低電力充電に対応
出先で様々なデバイスを充電しなければならないが、同時にバッテリー本体も充電したい、という状況に遭遇したことはないだろうか。
「Zendure SuperTank」は入出力対応USB-Cポートから本体を充電しつつ、同時に最大60W出力のUSB-Cポートで充電できるパススルー充電に対応。
60W出力になるため、15インチ型MacBook Proはフルスピード充電にはならないものの、個人的には60Wもあれば十分だと感じているため、問題ない。
さらに、「Zendure SuperTank」には低電力充電モードを搭載。これを「X-Charge」モードと呼び、バッテリー本体に搭載されている唯一のボタンを2回押すと有効化され、再度2回押すと無効化される。
この機能により、充電に必要とする電力が少ないウェアラブルデバイスやイヤホンなどを充電することが可能に。これらのデバイスを充電しようとしても流れる電流があまりにも少ないため、本来であれば自動的にオフになってしまうのを防いでくれる。
Zendure SuperTankまとめ:出先作業が多い人の味方
MacもiPhoneもiPadも同時に充電できるパワフルなモバイルバッテリー「Zendure SuperTank」。欠点があるとしたら、単純に重いということぐらいで、これと言った不満はない。
500gというのは相当なずっしり感があるため、出先で全く作業する予定がないという日は自宅に待機させ、必要になりそうな時のみ持ち運ぶ、という使い方の方が良いかもしれない。
僕はこれまで複数のモバイルバッテリーを念のために持ち歩いていたが、「Zendure SuperTank」を持ち運ぶようになってからはiPhone用のモバイルバッテリーは極力小型化しようと思い、Ankerから出ている世界最小・最軽量のUSB PD対応モバイルバッテリーにした。
普段使いするには重すぎるが、出先で作業をする機会が多い人にとってはオススメできる。

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