【レビュー】「HyperJuice AC」ーーMacBook ProもiPhoneも充電できる、AC電源搭載モバイルバッテリー
搭載ポートがUSB-CになってからMacBook Proはモバイルバッテリーで充電できるようになったものの、87Wで出力できるものは少なく、フルスピードで充電できるのは13インチモデルのみ。
今回紹介するのは13インチモデルだけではなく、15インチモデルも充電できるモバイルバッテリー「HyperJuice AC」。一世を風靡したモバイルバッテリー「HyperJuice」シリーズの最新モデルだ!
これが1台あれば、Macを使うために電源が利用できるカフェを探し求める必要なし!さらに、通常のUSBポートが別途2つも搭載されているため、iPhoneやiPadなどのデバイスを同時に充電可能。まさに、“最強のモバイルバッテリー”と言っても過言ではない!
サンプルを提供して頂いたので、紹介する!
Macとの相性抜群!丸みを帯びたアルミ製筐体を採用
先に簡単なスペックを紹介しておく。
「HyperJuice AC」の電池容量は100Wh(26,000mAh)となっていて、AC電源の最大出力可能電力は120W。バッテリー本体は2〜3時間で満充電になる。
新型のMacBook Proの15インチモデルがフルスピードで充電できることはもちろんのこと、コンセントがモバイルバッテリーに搭載されているので、旧モデルでももちろん利用可能。
言ってしまえば、家庭のコンセントで充電している大抵のものが充電できる。電源を必要とするスピーカーやアンプ、電動シェーバーやキーボード、充電式の電池を充電することもできてしまう。
僕の場合、MacBook Proの充電以外にも出先で一眼レフカメラの電池が切れてしまった時などに活用できる。予備電池で撮影を続けながら「HyperJuice AC」を使ってもとのバッテリーを充電することができる。
また、コンセントが3ピン仕様のものに対応している点は高く評価したい。稀に遭遇する3ピンのコンセントを採用している電源ケーブルでも問題なく挿すことができる。
「HyperJuice AC」にはAC電源以外にもUSBポートが2つ搭載されている。片方は最大12Wまで出力可、もう片方はQuick Charge 3.0に対応し、対応デバイスを急速充電することが可能。
充電を開始するためにはポートの並びにある「Power」ボタンを押す。本体中央にあるLEDライトが点灯し、バッテリーの状態を視覚的に知らせてくれる。
モバイルバッテリーとしては当たり前の機能かもしれないが、30秒間充電が行われない場合、自動的に本体の電源がオフになる。いざ使いたい時に電池残量がない、ということにならないので安心だ。
安心といえば、安全対策もしっかりと考えられている。過負荷保護機能、加熱保護機能、出力ショートサーキット保護などの技術が取り入れられ、低電圧、過電圧/電流状況下では、自動でシャットダウンする仕組みになっている。
本体のサイズは175 x 133 x 27mm、重さは790g。モバイルバッテリーとしては少し重めだが、AC電源が搭載されていることや電池容量が26,000mAhであることを考えると致し方ない。
バッテリーの裏側にはゴム足が少し内側寄りに配置されている。机の上においても滑り止めとして機能し、バッテリー本体が傷つくのを防ぐ。
取材時に大活躍!電源席のあるお店を探す必要なし!
「HyperJuice AC」は毎日のように使う機会はないものの、これまで何度も救われてきた。
最も活躍したのは、午前と午後に別々の記者会見に参加する予定があった日。移動中も含めて朝から記事を書きつつ、写真を編集していたらMacBook Proの電池残量が怪しいことに。
これまでは、午後のイベントに向けてランチに選ぶお店は「電源席アリ」を必須条件としていたが、「HyperJuice AC」が手元にあったお陰で食べたいものを食べつつ(この時はモリモリサラダをテイクアウトして広場で食べた……優雅!)、MacBook Proを充電し、午後の取材に備えることができた。
iPhoneのテザリングを使っていたため、iPhoneの電池も瀕死に。別のモバイルバッテリーを出すことなく、Lightningケーブルを「HyperJuice AC」に挿して充電した。
実際に本当に充電できるのか、と心配する人もいるかもしれないが、僕は、自宅にあるコンセントに挿して使っている時と全く同じ感覚で使うことができている。
下記は「HyperJuice AC」のAC電源と2つのUSBポートをすべて使い、Apple Watch、iPhone 8 Plus、15インチ型MacBook Pro(2016)を同時に充電しているが、どれも想定通りバッテリー残量が回復している。
「HyperJuice AC」を手に入れて以来、MacBook Proを持ち出す時は必ず一緒に持ち運ぶようになった。790gもあるので必要ない時には自宅待機してもらい、出先で作業する時に持ち出し、カバンの中でスタンバイしてもらっている。
持ち運ぶ時は、同梱されているベロア生地を使った専用のソフトケースに入れている。クッション性は無いが、本体のアルミ筐体をしっかりと覆ってくれるため、カバンの中に放り込んだままでも心配不要。
むしろ、バッテリー本体は場所を取るため、机の上に置くと周りの迷惑となる可能性がある。使う時は、カバンの中にバッテリー本体を入れたままにし、ケーブルだけを伸ばして充電するようにした方が良い。
家のコンセントを携帯可能にしたモバイルバッテリー「HyperJuice AC」。24,000円という価格は決して安くないが、電源席のある店を探す必要性が全くなくなることによって無駄な時間が減る。カフェやファミレスなどで作業をすることが多い人であれば、生活が変わるはず。
出先の「電源席がない問題」を解決してくれる1台なので、外で仕事をすることが多い人は購入を検討してみてはいかがだろうか!購入は下記からどうぞ。