Sparrow for iPhoneがプッシュ通知に非対応である理由はAppleにリジェクトされたから

sparrow mail iphone

本日App Storeにて公開されたスワイプを中心とした操作性がめちゃくちゃ気持ちいいメールクライアント「Sparrow for iPhoneだが、一つ大きな欠点としてプッシュ通知に非対応である点を挙げさせてもらった。

これについて、Sparrowの開発者チームがなぜプッシュ通知に非対応であることについて公式に発表していたので、紹介する。


そもそもプッシュ通知に対応する方法として2種類あるようだ。Sparrowのサーバー側で対応する場合と、メールプロバイダから直接プッシュ通知を送ってもらう場合だ。

1.Sparrowのサーバーからのプッシュ通知を配信する準備ができていない

On our side: if Sparrow was to do Push today, we would have to store your credentials (login/password) on our servers to frequently poll your accounts, and send you notifications.

This is a responsibility we’re not ready to take. As a startup focused on iOS/OS X development, we do not have the skills to secure your data on our servers and we do not want to put sensitive information at risk. That’s why Sparrow iPhone 1.0 doesn’t do push.

Sparrowのサーバーからプッシュ通知を配信する場合、ログインIDやパスワードなどのアカウント情報をサーバーに保管する必要があるそうだ。iOS/OSXアプリの開発に注力しているため、そのような情報をセキュアに保管することが現段階ではできないため、この方法は見送ったようだ。

2.メールプロバイダから直接プッシュ通知を送るバージョンはリジェクトされた

Directly from your mail provider: on Sparrow for Mac, your credentials are secure because we communicate directly with your mail provider via SSL.

Sparrow側のサーバーからプッシュ通知を送る方法が使えないのであれば、当然Sparrow開発チームとしてはSSLを介してメールプロバイダ側からプッシュ通知を送信してもらえる方法を取った。

これを実現するためにはメールプロバイダとSparrow for iPhoneが通信できる状態でいること。ただ、「今更聞けない、iOSのマルチタスクの仕組みについて解説しておく」という記事でも解説した通り、基本的にはiOSアプリは10分間経つと強制的にサスペンドされるようになっているため、プッシュ通知を受信できなくなってしまう。

そのため、Appleはサスペンドされていても通知を飛ばせるようにできるAPIを用意している。VoIP系のアプリは基本的にこれを利用している場合が多い。

セキュアにプッシュ通知を自社のサーバーから配信する準備が出来ていないSparrowの開発者チームは当然このAPIを利用しようとしたのだが、このAPIを利用したバージョンはAppleにリジェクトされてしまった

Appleが許可してくれることを祈ろう!

AppleがNOと言ってしまえばNOなので、こればかりは祈るしかない。純正のメールアプリを超える素晴らしいメールアプリ「Sparrow for iPhone」。まだ体験していない人は是非ダウンロードしてみて欲しい!

Sparrow 1.0.1(¥250)iPhoneアプリ紹介リンク
カテゴリ: ユーティリティ, 仕事効率化
販売元: Sparrow – Sparrow SARL(サイズ: 9.4 MB)

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