横幅320ptを持つiPhoneの消滅、横幅414ptを持つiPhoneの普及

IPhone X Silver Review 03

iPhone XS/XS Max」と「iPhone XR」の登場の裏で、「iPhone SE」がひっそりと姿を消した

今、Appleが販売しているiPhoneは「iPhone 7」から「iPhone XS Max」まで、合計7種類。これにより、解像度およびポイント数が最も小さいモデルが「iPhone 7」および「iPhone 8」になった

また、2018年の新型iPhone3種類のうち、価格を抑えた普及モデルとして発表された「iPhone XR」の解像度こそは「iPhone XS/XS Max」と比べて低いが、ポイント数は「iPhone XS Max」と同じ

これによって今後数年間、少なくともiPhoneが人気の日本では、スマホ上で表示されるコンテンツの見せ方に変化が起きるのではないかと思った。

iPhone X」シリーズのiPhoneのエントリーモデルが414ポイントという事実

ここで、現在Appleが取り扱っているiPhoneのポイント数とピクセル数をまとめてみた。

ピクセル数とは純粋にディスプレイの解像度ポイント数とは画面サイズであり、実際に表示される解像度。最近のiPhoneは極めて解像度が高いため、実際の表示よりも2倍や3倍の解像度を持つ。

インチ数 iPhone ポイント数
(画面サイズ)
ピクセル数
(解像度)
4.7インチ iPhone 7 375×667 750×1334
4.7インチ iPhone 8 375×667 750×1334
5.5インチ iPhone 7 Plus 414×736 1242×2208
5.5インチ iPhone 8 Plus 414×736 1242×2208
5.8インチ iPhone X 375×812 1125×2436
5.8インチ iPhone XS 375×812 1125×2436
6.1インチ iPhone XR 414×896 828×1792
6.5インチ iPhone XS Max 414×896 1242×2688

見て分かる通り、ポイント数が最も小さいのは4.7インチディスプレイを搭載する「iPhone 7」や「iPhone 8」。ただし、横幅のポイント数だけで言えば「iPhone X」「iPhone XS」も同じ。

すなわち、「iPhone 7/8」と「iPhone X/XS」の表示における違いは縦の長さだけであり、基本的に「iPhone X/XS」は縦に伸ばした「iPhone 7/8」と言っても過言ではない。

一方で、「iPhone XR」や「iPhone XS Max」は414ポイント。「iPhone 7 Plus」「iPhone 8 Plus」と同じだ。こちらも「iPhone XR/XS Max」は「iPhone 7 Plus/8 Plus」を縦に伸ばした状態だ。

この状況を視覚的に分かりやすくまとめたツイートがあったので紹介する。

iPhone SE」がライナップから消えたことで、今後数年間で次期OSの対応機種から外れることは容易に想像できる。横幅320ポイントの端末は減少し、小さい端末を希望する人は375ポイントの端末へ流れる

その一方で、「iPhone XR」は「iPhone XS」よりもわずかばかり安く、豊富なカラバリが魅力的な端末。「iPhone X」や「iPhone XS」と外観が似ていることから今年買い換える人の多くもこちらに流れると予想できる。

横幅のポイント数は414ポイント。「iPhone XS Max」や「iPhone 8 Plus」などと同じ。つまり、414ポイントの端末からのアクセスが増える可能性がある、ということだ。

ホームボタンがある頃は、5.5インチモデルよりも4.7インチモデルの方が人気だった。これらを414ポイントと375ポイントとした時に、今後は比率が逆転することは無いにせよ、割合が変わる可能性がある。

特にカメラ性能やディスプレイの品質に強いこだわりがない人にとって「iPhone XS Max よりは物理的にコンパクトだけど iPhone XS Max と同じ画面表示」ということを魅力に感じる人は意外と多そう。

よって、「iPhone SE」(320ポイント)の消滅、「iPhone X/XS/8/7」シリーズ(375ポイント)および「iPhone XR/XS Max/8 Plus/7 Plus」の普及によってポイント数の平均が上がりそうだ。

ウェブもアプリも基本的にレスポンシブ化しているような印象があるので何も変わらないかもしれないが、少なくとも片手で画面全面を操作できる端末は減り、片手で操作するにしても限られた部分しか利用できないことが常識になりそうだ。