「iPhone SE2」は4.8インチ型「iPhone XE」という噂が浮上
「iPhone SE」の後継モデルを待ちわびている人が多いが、またしてもその手の噂が報じられた。おそらく実現しないと思うが、情報として紹介しておく。
PC-TabletがインドにあるFoxconnの工場に近い情報元から入手した情報によると、Appleは4.8インチ型有機ELディスプレイを搭載した「iPhone XE」を準備しているという。「Touch ID」ではなく「Face ID」を採用し、画面上部にはお馴染みのノッチが用意されているとのこと。
「iPhone XR」の代わりに用意されるとか
アルミ製の筐体を採用しているため、ワイヤレス充電には対応しない模様。カメラはf1.8の1,200万画素となっていて、「iPhone XR」と同等のスペックになるとのこと。
プロセッサは「A12 Bionic」とし、電池容量やストレージ容量は不明。価格は600ドル〜800ドルになると予想されている。
本体の製造はインドにあるWistronの工場で行われるそうだ。2019年のiPhoneは2018年と同じ3モデル展開になると言われているが、「iPhone XR」の売れ行きが不調であることから、代わって「iPhone XE」を投入すると紹介されている。
報じられている内容は2020年のiPhoneである可能性?
さて、ここまでの内容で、過去に報じられてきた内容と一致しない部分を紹介する。
まず、次期iPhoneは2機種が有機EL、1機種が液晶をディスプレイとして採用すると言われている。そのため、仮に「iPhone XE」が登場したとしても有機ELにはならないだろう。
次に今秋発表するiPhoneに次世代のチップを搭載しないことには違和感がある。新型iPhoneであり、かつ、今までにない機種なのであれば、「A13」チップを搭載する可能性の方が高い。
何よりも有機ELディスプレイと「Face ID」を搭載し、600ドルから販売できるというのは完全に夢物語。iPhoneの中でも高価とされるパーツを完全に新しい筐体に入れ込み、それを「iPhone XR」よりも安く販売するということは現実的にあり得ない。
ただし、情報元はFoxconnに近いとされている。全くのデタラメを伝えているとは考えづらい。そこで、他に通じる噂がないか調べてみた。
その結果、Digitimesがつい先日報じていた2020年のiPhoneのことを指しているのかもしれない。来年のiPhoneはすべて有機ELディスプレイを搭載し、5.42インチモデル・6.06インチモデル・6.67インチモデルの3種類が用意されると噂されている。
今回は4.8インチモデルが報じられているが、上記情報では5.42インチ型の有機ELモデルが用意されると言われている。Appleも「iPhone SE」需要を完全に無視しているわけではなく、いつか実現したいと開発を密かに進めてくれているのかもしれない。
(via Cult Of Mac)