Amazon初のスマホ「Fire Phone」が正式に発表!視線追跡による3D表示や実世界を認識するスキャナー機能「Firefly」が特徴
本日、Amazonから同社初となるスマートフォン「Fire Phone」が正式に発表された!
4.7インチディスプレイを搭載し、クロック数2.2GHzのクアッドコアプロセッサーを搭載。メモリ(RAM)は2GB搭載でグラフィックプロセッサーとして「Adreno 330」を採用。特徴は視線追跡による3D表示と実世界を認識するスキャナー機能「Firefly」。後発ならではの強烈なインパクトを残す機能に対応している。詳しくは続きからどうぞ!
「Fire Phone」の外観とスペックをチェック!
まずは満を持して登場したAmazonスマートフォンこと「Fire Phone」の外観とスペックをAmazon公式ページに書かれている情報を基にチェック!
「Fire Phone」の外観
「Fire Phone」のスペック
- OS:Fire OS 3.5.0
- ディスプレイ:4.7インチ(1280 × 720ピクセル、315ppi)
- プロセッサー:2.2GHz Snapdragon 800 クアッドコアCPU
- メモリ(RAM):2GB
- グラフィック:Adreno 330
- 外向きカメラ:1,300万画素(f値2.0)
- 内向きカメラ:210万画素
- ストレージ:32GB / 64GB
- サイズ:139.2mm × 66.5mm × 8.9mm
- 重さ:160g
「Fire Phone」の特徴1:視線追跡と3D表示
以前から噂されていた通り、「Fire Phone」が持つ他のスマートフォンにない完全に新しい機能として内向きカメラ4台による視線追跡と3D表示が挙げられる。
想像しての通り、画面内に映っているコンテンツが立体的に表示され、見る角度によって表示が変化すると言う機能なのだが、画面内を立体的に表示するだけでは留まらない。端末を傾けることによってブラウザを上下にスクロールしたり、ナビゲーション画面を左から表示したりするモーションジェスチャーにも対応している。
画面内をタッチして操作するだけではなく、端末全体を操作して画面内を操作するという仕組みが非常に面白い。実際、傾けるだけでページ送りなどができることから、片手でスマホを操作する人にとっては便利だろう。
「Fire Phone」の特徴2:実世界を認識するスキャナー機能「Firefly」
世界最大のオンラインECサイトを運営しているAmazonだからこそ、「Fire Phone」に搭載されている強すぎる強みとなるであろう実世界を認識するスキャナー機能「Firefly」。
何をしてくれるかというと、目の前にあるモノに対してカメラを使って認識。その情報を基にAmazonが保有する1億点以上のデータベースと参照し、ユーザーに関連する情報を提示することができる。当然、電話番号やウェブのURL、メールアドレスなども認識可能。
この機能を利用できるのはカメラを通じてだけではない。マイクを利用して周りで流れている音楽やテレビの音声を基に同様の検索結果をもたらすことも可能となっている。ARのような現実検索機能とSouncloudやShazamのような音楽検知機能を組み合わせ、Amazonのデータベースに繋ぎ合わせたようなイメージに近い。最強すぎる!
「Fire Phone」の特徴3:24時間いつでもユーザーをサポートする「MayDay」
個人的に衝撃的だったのはAmazonが「Fire Phone」と同時に発表したカスタマーサポートサービス「MayDay」。なんと24時間体制で「Fire Phone」に関するユーザーの問題を解決してくれるとのこと。
24時間いつでも電話対応をしてくれるだけではない。サポート担当者とビデオコールをしながら、担当者がオンライン越しに直接端末を操作できるような仕組みが提供されている。言葉だけではなく、実際に目の前で担当者が端末を操作し、使い方を教えてくれるのだ。
発売日は7月25日、当初はAT&Tによる独占販売
上記で紹介した動画は以下の動画で実際にユーザーが「Fire Phone」を使いながらそれぞれの機能を体験している様子が映されているので、どうぞご覧あれ!
「Fire Phone」は7月25日からアメリカにて発売。発売当初はAT&Tの独占販売となるが、いつ頃他のキャリアならびに全世界で販売されるかは不明。
価格は2年契約を条件として32GBが199ドル、64GBが299ドル。2年契約を希望しない場合は32GBで649ドル、64GBで749ドル。「Fire Phone」を購入した場合、年間99ドル掛かるAmazon Primeを1年間無料で利用できる特典も用意されている。
(via The Verge)