「Apple Music」、無料試聴期間中は約0.2セント/曲の印税を支払いへ
「Apple Music」が正式リリースされるまで残り5日。1週間を切っているのにも関わらず、Taylor Swiftが声を上げたことによってApple陣営は無料試聴期間中の印税支払いについてバタバタしているようだ。
The New York Timesによると、Appleは「Apple Music」の無料試聴期間中にアーティスト側には1曲あたり約0.2セントの印税を支払う方針であると報じている!
著作権料を含めて1曲あたり0.247セントの印税に
The New York Timesが報じた1曲あたり0.2セントという価格には曲における著作権は含まれず、あくまでも再生に対する報酬であるとのこと。Billboardの情報によるとこれらに加え、著作権料としてさらに0.047セントが上乗せされ、結果的に1曲あたり0.247セントの印税がアーティスト側に入ってくると報じている。
これはSpotifyが無料プランで提供している価格と同水準だが、冷静に考えて10,000回再生されても2,470セント、つまり24.70ドルの収入にしかならない。Spotifyでアーティストが儲からないのも当然かもしれない。
無料試聴期間中にアーティスト側が得られる印税は本契約後の印税に比べて大幅に少ないが、今のところ多くの音楽レーベルはこの金額に満足している様子。Billboardによると、本日インディーズレーベルを束ねる団体「Beggars Group」と「Merlin Network」契約を締結した報じられている。これによって20,000以上ものインディーズ・・レーベルが「Apple Music」におけるストリーミング再生に応じたということになる。
「Apple Music」の正式リリースは6月30日。世界100カ国以上の国でサービスが開始される。
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(via MacRumors)