Appleが中国市場でAI機能展開へ、Alibabaと戦略的提携を発表
現地AIモデル「Qwen」採用で中国市場での巻き返しを図る
アリババグループのジョー・ツァイ会長は2月13日、AppleとAlibabaが中国市場でのAI機能提供で正式に提携したことを発表した。この歴史的な提携により、iPhoneユーザーは中国本土でもAI機能「Apple Intelligence」を利用できるようになる。
中国市場でのApple IntelligenceはアリババのAIモデル「Qwen(クウェン)」を基盤として実装される。この選択は、中国政府が国産AIモデルの採用を重視する方針に合致している。
現在、中国市場でiPhoneは出荷台数で3位に後退しているが、この提携によって競争力の回復が期待される。すでにAI機能が利用可能な地域では年末商戦期間中にiPhoneの売上が好調だったことが報告されている。
ドバイで開催された世界政府サミットでツァイ会長は「Appleは中国の複数企業と慎重に協議を重ねた結果、最終的に我々を選んだ」と語った。The Informationによると、当初はBaiduが有力候補として報じられていたが、最終的にアリババが選定された。
この提携発表を受け、アリババの株価は3年ぶりの高値を記録。市場はこの戦略的提携を高く評価している。なお、中国でのサービス開始時期は明らかにされていないが、日本では今年4月のiOS 18.4アップデートでAI機能の展開が予定されている。
(Source: 9to5Mac)
もっと読む
2025.02.01
2024.12.20
2024.09.10
2024.08.12
コメント(0件)