finetrack、東京進出!初の直営店「finetrack TOKYO BASE」に行ってきた
登山する人であれば知っている人も多いであろう、登山メーカーのfinetrack。そのfinetrackが、2018年10月28日に初の直営店「finetrack TOKYO BASE」を原宿にオープンする。
ほとんどの製品が日本国内生産という特徴を持つ、”アウトドア業界でも異質な存在”であると聞いているが、先日、登山道整備に参加した際にはそのウェアには非常にお世話になった。別日に氷点下10度以下の環境で撮影した時も、finetrackの高機能ウェアに助けられた。
そのような縁もあり、finetrackが東京の直営店オープンに先立ち、内覧会に参加させてもらうことができた!登山メーカーならではの細かいこだわりが要所に見られたので、大量の写真とともに紹介しておく!
遊び手としても経験豊富なスタッフが常駐する安心感
直営店を紹介する前に、なぜ登山メーカーの直営店が必要なのか、について語りたい。というのも、僕は先日の登山道整備に参加した時点では登山のド素人。登山道整備を経験後、ようやく「登山したことがある」としか言えない程度には、経験が浅い。
正直なところ、最近は大体の知りたいことはネットを見れば書いてある。服や靴もオンラインで購入できる時代なので、何本が記事を読んで良さそうな登山ウェアを買う、ということもできなくはないが、登山は常に命にかかわる、非常に危険なスポーツであることを、初めての登山を経験した学んだ。
山は舐めてはいけない。だから、着るものは「服装」ではなく、「装備」として捉えなければならない。
だからこそ、登山ウェアを購入する際には実際に店舗で試着し、自分に合ったものを選ぶのがベスト。「finetrack TOKYO BASE」では実際に登山をしている経験豊富なスタッフが常駐しているため、大抵の悩みには乗ってくれるはず。
前置きが長くなったが、それでは早速新しくオープンする直営店を見ていこう!メインフロアは1階となっていて、外の階段を上がると2階もある。
入店すると、目の前に大きな木の机を発見。これは、栃木県日光市にある、日光東照宮の賛同に生えていた杉を使用。倒木の恐れがあったため、特別な許可を得て伐採が許可されたらしい。
次は店内および店外に凄まじい存在感を放って置いてある、この石。
石を割った時の肌がこのようにして横から見ると山に見えることから、このカットを選んだそう。山愛が溢れている……!
本来は1枚岩だったもので、登山の際に岩の上を歩く感覚を味わってもらうために設置したそうだ。
登山靴を履いているYamashaさんと、スニーカーの僕。
店内は決して広くはないが、山を登る自分をイメージするための要素が散りばめられ、原宿にいることを忘れてしまうような空間作りになっている。ちなみに、この吊り棚は京都の孤篷庵の中にある茶室「忘筌(ぼうぜん)」にインスパイアされたものだそうだ。
早速今年の新作の「フロウラップフーディ」も展示されていた。ササッと見た感じでは「ほしいな」以外の感想が思い浮かばなかったので、後々買うことになるかもしれない。
「オールウォッシュ」、発見。一般の洗剤では登山ウェアの機能も同時に落としてしまう恐れがあるが、「オーウォッシュ」は登山用ウェアの性能を維持したまま、汚れだけ落とすことができる洗剤。
2階は1階と比べて少しこじんまりとしている。セミナースペースにもなるらしく、今後は各種登山系イベントが開催されるかも?
さて、1階2階と物色したところで、最後に見せたいのが、このロゴ。「ところで皆さん、このロゴすごいんですよ」と言っている僕。お店に直接入ってしまうと気付かないが、是非ともチェックしてもらいたいのだ。
何がすごいかというと、5枚のガラスを重ねて作られているのだ。finetrackと言えばドライレイヤー、ベースレイヤー、ミッドレイヤー、ミッドシェル、アウターシェルの5つのレイヤーを重ね、常に行動し続けるためのレイヤリングシステムで有名。それを色の異なる5層のガラスで制作したそうだ。
登山ブランドで直営店ロゴにこれほど力を入れているメーカー、他にあるのだろうか。すごい……!
「finetrack TOKYO BASE」は2017年10月28日オープン。これから登山する人、finetrack製品を実際に見てみたい人、finetrackが大好きな人は是非店舗に行ってみるべし!
finetrack TOKYO BASE | |
---|---|
営業時間 | 平日:12:00~21:00 土日祝:11:00~20:00 |
定休日 | 火曜日 |
住所 | 東京都渋谷区神宮前6丁目13番8号 |