トイレで座ってても照明消えない。SwitchBotが「静止検知」対応の人感センサー発売

ミリ波レーダー搭載で呼吸まで捉える3in1設計、防湿仕様で水まわりにも対応

SWITCHBOTは2025年10月31日、ミリ波レーダーを搭載した新製品「SwitchBot 人感センサーPro」の予約販売を開始した。従来の赤外線センサーでは検知できなかった「静止している人の存在」まで正確に捉えることができる、同社初の3in1スマートセンサーだ。

価格は4,980円。Amazon公式店舗、SwitchBot公式サイト、楽天公式ストア、Yahoo!ショッピング公式ショップで購入できる。Amazon公式店舗では11月6日までの期間限定で10%オフの4,482円で販売される。

「SwitchBot 人感センサーPro」は、従来の赤外線センサーと照度センサーに加え、ミリ波レーダーを新たに搭載している。赤外線センサーは動きを検知するのに優れているが、じっと座っているときや立ち止まっているときは検知できず、照明が突然消えてしまう問題があった。

ミリ波レーダーは呼吸などのわずかな動きも検知できるため、トイレや書斎で静止している状態でも存在を認識し続ける。3つのセンサーが連携することで、「勝手に消える」不便さと「つけっぱなし」のムダを同時に解消できるというわけだ。　

検知範囲は動いている人なら最大約8m、静止している状態でも約5mまで対応。広角120°の感知性能により、トイレからリビングまでさまざまな空間に設置できる。

IPX5相当の防湿・生活防水仕様のため、洗面所やキッチンなど湿気の気になる場所でも安心して使える。工具や配線は不要で、マグネット付きの台座や両面テープで壁や金属面に簡単に固定可能だ。

搭載したミリ波レーダーは低消費電力設計で、単4電池2本で約2年間使用できる。バッテリー残量が20%を下回るとSwitchBotアプリに通知されるため、突然の電池切れを防げる。

「人感センサーPro」は、SwitchBotのBluetooth対応デバイスと直接接続できる。ハブがなくても「人を検知したらライトを点灯」などのシンプルな自動化をすぐに始められ、インターネットなしで素早く動作する。

SwitchBotハブ製品と組み合わせれば、より柔軟な自動化が可能になる。たとえば人がいるときだけエアコンをオンにし、いなくなったら自動でオフにすることで、暖房のつけっぱなしを防ぎ、必要なときだけ使う省エネ運用が実現できる。

主な活用例としては以下が挙げられる:

トイレ・洗面所：SwitchBot ボットと組み合わせて、入室時に自動点灯、退室時に自動消灯。夜中のトイレでもスイッチ操作不要で、消し忘れの心配もない
冬・夏の温度管理：ハブ2/ハブ3とエアコンを連携し、人がいるときだけエアコンをオン。室温や時間帯に応じて自動で温度調整し、快適さと省エネを両立
外出時の防犯：ハブ製品と見守りカメラを連携し、留守時に人を感知すると自動で録画を開始。リアルタイムでスマホに通知され、不審な動きをすぐに確認・記録できる