Google Chrome、誕生から10周年を迎える
「Google Chrome」が10歳の誕生日を迎えた。
Googleは、現地時間2008年9月1日に「Google Chrome」を正式リリース。同社として初のウェブブラウザであり、当初はWindows限定のベータ版だったが、2009年にはmacOS版(当時はOS X)とLinux版を提供開始した。米国では公開1週間で200万人がダウンロードしたと言われている。
Wikipediaによると、日本では2008年9月3日に「Windows XP/Vista」向けのベータ版が公開され、12日に正式版がリリースされていとのこと。
HTML5に最適化、個別タブのサンドボックス化が話題
個人的にも「Google Chrome」はMacにおいて最も欠かせないツールの1つとも言える。「Safari」や「Firefox」も入れているが、「Google Chrome」の便利さには到底敵わない。
The Vergeによると、Microsoftが「Internet Explorer」でウェブのオープン・スタンダードの最適化肉専している頃、「Google Chrome」はウェブブラウザのテストページである「Acid1」や「Acid2」をパス。
また、個別タブをサンドボックス化し、1つのタブがクラッシュしてもブラウザ全体がクラッシュしない仕組みも導入し、ブラウザとしての安定性と高速化に貢献。
Net Marketshareの調べによると、「Google Chrome」のブラウザシェアはなんと60%。2位、3位に続く「Internet Explorer」と「Firefox」の12%台を大きく引き離して堂々の1位だ。
今となってはコンピューター用のブラウザだけではなく、AndroidやiOSでも利用するマルチプラットフォーム・ブラウザとなった。さらには「ChromeOS」のベースでもあり、ブラウザの粋を超えてきている。
10年でブラウザからプラットフォームに進化してきた「Google Chrome」は、次の10年、どのような進化を遂げるのだろうか。