Google Chrome、10周年を記念してデザインを大幅リニューアル
Googleのウェブブラウザ「Google Chrome」が誕生から10周年を迎えたことは先日伝えた通り。
10回目の誕生日を記念し、「Google Chrome」はデスクトップ、Android、iOSのすべてのプラットフォームでデザインを刷新したことを発表した。より丸みを持った形状を採用し、アイコンや色合いも新しくなっている。
モバイルアプリは操作性が抜群に、使い勝手が劇的に向上
デスクトップ版ではタブの形状が代わり、ウェブサイトのアイコンが見やすくなっている。僕のように大量のタブを開いている人であればあるほど、視覚的にどのタブに何が表示されているかが分かりやすくなったと感じる。
iOSアプリは操作性が劇的に向上し、使い勝手が飛躍的に改善された。一度使った後にSafariに戻ると良さがより分かるはず。
最大のポイントは、操作用のボタンが画面下部に配置されていること。検索ボタンやメニューボタンが配置されたことにより、片手で操作しやすくなった。次に出る6.5インチディスプレイを搭載するiPhoneでもタブの操作がしやすいだろう。
デスクトップ版もモバイルアプリ版もメニューバーが丸みを帯びていて、見やすい点も気に入っている。
パスワードの処理方法が改善、検索バーも機能強化
変わったのは見た目だけではない。
パスワード、住所、クレジットカード番号をより正確に入力できるようになり、オンライン フォームが使いやすくなっている。また、入力した情報はログインしたGoogleアカウントに保存され、ツールバーから確認することが可能。
パスワードが必要なウェブサイトに関しては、パスワードを自動生成する機能が追加。もちろん、そのパスワードは「Google Chrome」に保存され、同期されていればスマートフォンでも利用できる。
アドレスバーと検索バーを兼ねている「オムニバー」も進化。なんと、オムニバーで特定の質問を入力するだけで、検索画面を開くことなくオムニバーの候補にその答えが表示されるという。
例えば、「天気」と入力すると天気が表示され、「巨人戦」と入力すると直近で行われた試合結果が確認できた。
さらに、ウェブサイトを検索した際に、そのサイトがすでに別のブラウザウィンドウのタブで表示されている場合はそれを知らせてくれる機能や、「タブに移動」で目的のタブへ簡単に移動することもできるとのこと。
将来的にはオムニバーからGoogleドライブのファイルを直接検索できるようになる予定だそう。
ブラウザの基準となりつつある「Google Chrome」
「Google Chrome」は新機能やセキュリティのアップデートを6週間ごとに行っている。今回のような大幅なリニューアルだけではなく、セキュリティ機能の向上や起動時間、メモリ使用率の改善なども行われている。
特にデスクトップ版はついついアップデートを怠りがちではあるが、頃合いを見計らって最新バージョンにアップデートするように心掛けましょう。