Google、検索結果から「AMP」ラベルを廃止

『iPhone 6sからの買い替えを決意した理由が「ジムの予約を勝ち取るため」というお姉さまの話』の検索結果

Googleは、検索結果からAMPページに表示していた専用ラベルを廃止した。検索結果に加え、Googleニュースの「トップニュース」からもイナズマアイコンが撤廃されている。従来はトップニュースへの掲載条件としてAMPページは必須とされていたが、条件の緩和が発表されている。

公開直後から勘違いしている人が続出していますが、AMPはサイト側が対応するものなので、Googleが対応したのは「AMPのラベル表示」の廃止です。AMPを廃止したわけではないです。

AMPの廃止も簡単に廃止というのはできないのです。リダイレクトとかあれこれあってですね……。 https://t.co/GiORfIyGZQ

— g.O.R.i（ゴリミー管理人） (@planetofgori) July 21, 2021

AMP（Accelerated Mobile Pages）は、AMP Open Source Projectにより開発が行われているオープンソースのHTMLフレームワーク。モバイルページを高速に表示させるための仕組みだ。AMPに対応したページは、高速表示を可能とする技術的制約の中で作られているため、通常のページと比べて表示速度が早いとされる。

Googleは今年6月中旬より、Core Web Vital（CWV）をページエクスペリエンスシグナルの1つとしてランキング要因に組み込んでいる。AMPで制作されたページはCWVを満たしていることが多く、AMPページの表示機能が撤廃されない限り不利に働くことはないと考えられる。

しかしサイト全体がAMPで作られていない限り、AMPページは運用コストがかかる。CWVを満たすためにAMP対応をする必要性はなく、AMPの優位性や対応メリットが失われつつある状況で、ウェブサイト運営者は今後、AMPの扱いを再検討する必要があるだろう。

（Source: Google drops AMP label in mobile search results via 9to5Google）