Apple Storeで不定期開催のApple Intelligenceセッションを受けてみた【Today at Apple】
15分間の体験で分かった作文ツールの魅力と実用性
Apple StoreでApple Trade Inやリサイクルを体験するついでに、Apple IntelligenceのToday at Appleを体験させてもらった。事前に開催スケジュールが分かっている他のセッションやワークショップと異なり、Apple Intelligenceは不定期開催となっている。
現在は、Apple Intelligenceについて深く学ぶことができる60分間のセッション「スポットライト:Apple Intelligence」が提供開始されているが、僕が体験したのは15分間のセッションとなっており、Apple Storeに訪れた人がフラッと立ち寄り参加できる気軽さから人気だという。
Apple Intelligenceセッションの概要
このセッションでは「ジェン文字を作成する」「作文ツールで最適な言葉を見つける」「クリーンアップで写真から不要なものを消す」の3つを手短に説明してもらう。担当してくださったスタッフのKaitoさんによると、iPhoneの購入を検討していた方が参加し、Apple Intelligenceの便利さを知ってiPhone 15ではなくiPhone 16シリーズの購入に切り替えることも少なくないという。
AIの普及と一般ユーザーの反応
世の中の最先端を走っている人は「今の時代はAIだ」と確信しているだろうが、現実としては「少しずつ浸透してきた」という状態だと感じている。僕と最も身近な存在でありながら、あらゆるテクノロジーを駆使した効率化を真っ向から拒絶する妻が「ChatGPTで〜」と最近言い出した。数カ月前は「チャットなんとか〜」と言っていた。このことから、AIが間違いなく浸透してきたと感じている。
話がずれてしまったが、Apple Intelligenceのセッションを受けるような人は、一体どの機能を見て感動するのだろうか。個人的には「クリーンアップで写真から不要なものを消す」だと思っていたが、Kaitoさんによると最も人気があるのは作文ツールだという。
その理由として、ユーザーはApple純正アプリだけではなく、LINEなどのサードパーティアプリでも活用できる点に魅力を感じているそうだ。
人気の機能:作文ツールを体験
確かに作文ツールは便利だ。元の文章を作ってみたものの、もう少し「仕事できる」感のある文章にしたいとしよう。
「コピー」や「ペースト」などの一覧の中から「作文ツール」を選択する。
「プロフェッショナル」を選ぶと、言葉どおり”プロフェッショナル”感のある文章に改良してくれる。
他にも「フレンドリー」や「簡潔」などがデフォルトで用意されており、自分自身で文章の方向性を指示したい場合はメニュー群の最上段にある「変更を説明」をタップすることで実行できる。
こちらは「フレンドリー」を選択した場合。親しみやすい文章になった。
「クイズにして」と指定すると、内容をクイズにしてくれる。AIは「こんなことやってくれるかな?」と楽しみながらあれこれ指示を出してみると楽しい。
Apple Intelligenceは日常生活の中で少しずつ役立つ場面が増えていくだろう。今回体験した作文ツールのように、自分の言葉をより良く伝えるためのサポートをしてくれる機能は、ビジネスからプライベートまで幅広く活用できる。Apple Storeのセッションを通じて新しい可能性を知ることで、テクノロジーとの付き合い方も少しずつ変わっていくのかもしれない。