【レビュー】Anker PowerHouse II 400:災害時にも役立つ、108,000mAhのポータブル電源
Ankerのポータブル電源、4年ぶりにリニューアル
Ankerが10月29日、最新ポータブル電源「Anker PowerHouse II 400」を発表。価格は39,800円。108,000mAhの超大容量バッテリーと8つの充電ポートを搭載し、いざというときに自分や家族を支える貴重なデバイスになりうる。
ポータブル電源は、災害対策として自宅に1台はあったほうが安心だ。過去に自宅が停電したときは、Anker PowerHouseの存在に助けられた。Anker PowerHouse II 400は旧モデルと同等の大容量バッテリーを内蔵しておきながら、入出力の利便性向上、同時接続時の最大出力が改善。ポートの種類も変更され、デザインはAnker PowerHouse 200に近くなった。
重さは4.6kg、PowerHouse 200と比べて約2倍のサイズ
先行して商品を提供してもらったので紹介する。
重さは約4.6kg、8台のデバイスを同時充電可能
Anker PowerHouse II 400の基本仕様は以下のとおり。
- サイズ:約 255 × 148 × 139mm
- 重さ:約 4.6kg
- 入力:
- DC:11-28V=5.5A (最大65W)
- USB-C:5V=3A / 9V=3A / 15V=3A/ 20V=3A (最大60W)
- 合計最大入力:125W
- 出力:
- AC:110V ~ 50 / 60Hz, 2.72A, 300W (瞬間最大600W)
- USB-A:5V=7.2A (各ポート最大12W / 合計最大36W)
- USB-C:5V=3A / 9V=3A /15V=3A / 20V=3A (最大60W)
- シガーソケット + 5.5mm DC:12V=10A (合計最大120W)
最大出力300WのACポートが1つ、DC出力ポートが2つ、USB-Aポートが3つ、最大出力60WのUSB-Cポートが1つ、シガーソケットが1つ、合計8つの充電ポートが搭載。小型冷蔵庫、ノートPC、小型ドローン、スマートフォン、ジューサー、炊飯器および扇風機など様々な電化製品を、合計最大516Wで8台同時に充電できる。
USB-Aポート × 3、USB-Cポート × 1(最大出力60W)
108,000mAhもある大容量のバッテリーをより早く充電するために、ACアダプタとUSB PD対応のUSB-Cポートからの同時入力に対応。最短4時間で満充電できる。
電池残量や入出力状況などは、前面にある大型液晶で確認できる。本体の満充電になるまでの推定時間、現地の電源周波数、動作下限・上限温度を超えたときの通知なども表示される。
なお購入時は過放電を防ぐため、初回利用時は充電できない状態(ロック状態)になっている。付属のACアダプタで製品を充電することでロックが解除され、充電可能になる。
日をまたぐ長時間の停電は、精神的な負荷が高い。暗くて通常の生活ができなくなり、長引くほど不安が募る。Anker PowerHouse II 400があればスマホの充電だけではなく、小型の家電などもAC電源経由で稼働できる。普段通りの生活はできなかったとしても、ポータブル電源があればできることは確実に増える。
Ankerも災害時・緊急時の使用を想定した設計にしている。Anker PowerHouse II 400の背面には、前面にある液晶ディスプレイと同等サイズのライト、側面にはフラッシュライトが用意されている。どちらも明るさを調整でき、フラッシュライトは点滅するSOSモードも用意されている。
アウトドアで過ごす機会がある人にとっては、できることが格段に増えるだろう。13インチ型MacBook Proを約5回、11インチ型iPad Proを約8回、スマートフォンなら20回以上の充電できる。車中泊、キャンプ、旅行、野外撮影など、電子機器を使いながら過ごすイベントで活躍しそうだ。
ポートはタイプCが3つ、タイプAが1つの方が良かったなー